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マユミの木とミノウスバ [季節]

今年はマユミの実付きがいい。
数年に一度このような年があるようだ。
あちこちの木にピンク色の実がたくさんついていて、その外皮が割れて中から赤い種が出てとても可愛く美しい!
マユミ1103.JPG



















この時期のマユミの木で毎年注目しているのが、ガの仲間で鮮やかなオレンジ色の体に翅が透明な「ミノウスバ」の産卵だ。
少し前からチェックしてきたが、ようやく今日そのシーンを見つけた。
高さ4mくらいの枝先で既に多くの卵を産んでいた。
産んだ卵を尻の毛でカモフラージュ。
いくつかの木を探したが見つけたのはこの1個体だけだった。
ミノウスバ1103-1.JPG



















近くの木ではオスを見つけた。
メスは糸状の触角だがオスは立派な櫛状で、腹端の毛は黒っぽくて長い。
ミノウスバ1103-2.JPG



















この櫛状の立派な触角でメスのフェロモンを嗅ぎ取り交尾の機会を狙っているのだろう。
危険を感じると腹部を曲げて腹端の毛をアピールするが、今日はその場面は撮れなかった。
ミノウスバ1103-3.JPG



















何枚か撮っていると隣の高いアズマネザサに飛び移ってしまった。
それほど数が多くは無いが、それでもこれから産卵する個体が増えていくだろう。
今年は産卵が遅いとも言われているが、ここでは例年通りのようだ。
ミノウスバ1103-4.JPG





























2022年11月3日 東京都 ニシキギ目ニシキギ科 マユミ、チョウ目マダラガ科 ミノウスバ

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渡って行く鳥、やって来る鳥 [鳥類]

このところ鳥たちとそれを撮影する方々でfieldは賑やかだ。
渡りのヒヨドリたちも少し前まではたくさん集まってうるさいほどだったが、だいぶ数が減ってきたようだ。

10月末に、ふいに見上げたサクラの枝先に普段見慣れない鳥が。
胸の縦斑から渡り途中の「エゾビタキ」だった。
近くにもう1羽いて2羽で行動していた。
エゾビタキ2210.JPG



















こちらはジョウビタキかルリビタキ、またはキビタキのメスかと思ったが、どうも違う。
ではオジロビタキ?尾羽が白くない。
コサメビタキ1024-1.JPG



















アイリング、胸の色、模様、風切羽の長さ、下尾筒の斑の有無などから「コサメビタキ」としたが、目先が白くなくいまいちしっくりこない・・・。2枚は同じ個体。
エゾビタキと共に渡り途中に立ち寄った鳥たち。
コサメビタキ1024-2.JPG



















昨日湿地で見た冬鳥の「アオジ」のメス。
少し前から湿地や草地でチッ♪チッ♪という声が聞かれ、ちらちら姿は見ていたがようやくしっかりその全容を見ることが出来た。
モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、アカハラ、トラツグミ、アカゲラ、カケスなど冬鳥情報が続々寄せられていて、寒さと共に冬の訪れを実感している。
アオジ1101.JPG



















2022年10-11月 東京都 スズメ目ヒタキ科 エゾビタキ、コサメビタキ?、ホオジロ科 アオジ

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