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翅の輝きが美しい マエグロハネナガウンカ [カメムシ目]

薄暗い林縁のイネ科の葉裏でみっけ!
長い翅をVの字に開いたハネナガウンカの仲間。
よく見るとお尻側。
この仲間にはマエグロ、ウスマエグロ、シリアカアヤヘリがいるが腹端が赤くなく、翅の形や色からマエグロかウスマエグロだ。
そうそう、体がオレンジ色でエロ目のあのアカハネナガウンカも同じ仲間。
マエグロハネナガウンカ-1.JPG



















前に回って見た。
顔はやはりあのエロ目だ。
マエグロとウスマエグロは識別が難しく、翅縁の暗色部と透明部の境がはっきりしていないのがウスマエグロと言われるがその点で見ればマエグロだと思われた。
九州にいるものはミナミマエグロハネナガウンカと呼ばれるらしい。
2枚ともフラッシュを少したいているが、光の加減で青色に輝く翅がとても美しい!

幼虫は菌類を食べるようなので成虫には薄暗い林内でたまに出会う。
先日も林内の樹液に来ているスズメバチを撮っていると、すぐ脇の幹でこのV字の翅が目に入った。
撮り終えて見ると既に姿は無く残念な思いをしたのだった。
マエグロハネナガウンカ-2.JPG



















2021年9月4日 東京都 カメムシ目ハネナガウンカ科 マエグロハネナガウンカ


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今朝出会ったコンビニの蛾 [チョウ目]

朝、通勤時にいつものコンビニに寄ったら窓ガラスやゴミ箱に居残り蛾が2種いた。
このところ雨が続いているが、そんな中夜の灯りにやって来たのだろうか。

窓ガラスにいたのは地味であまり特徴のない蛾だった。
一見して大きさや形からシャチホコガの仲間だとわかり名前が判明するのにそれほど時間はかからなかった。
幼虫はブナ科の葉を食べる「ナカキシャチホコ」。
ここの周りにはコナラがたくさんあった。
ナカキシャチホコ0903.JPG



















もう1種はシックな翅色に黒いドット模様、オレンジ色の首飾りが特徴的な「クワゴマダラヒトリ」のオス。
メスはよく見かけるが、オスを見るのは初めてだった。
昨年はあちこちで幼虫が大発生したが、さて今年はどうだろうか?
クワゴマダラヒトリ0903.JPG





























2021年9月3日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 ナカキシャチホコ、ヒトリガ科 クワゴマダラヒトリ

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今頃チョウたちはどうしているのだろう? [チョウ目]

昨日今日と雨が降り気温は昼でも20℃ほどと肌寒い。
fieldにも出られないので少し前のチョウたち。

林縁を歩いていると足元から飛び立って薄暗い林内のアオキの葉上にとまったのは「クロコノマチョウ」だった。
このすぐ近くのススキで幼虫を確認しているので無事に成虫になったかと思ったが、ちょっと早すぎるので違うのだろう。ここにとまった際にうしろのクモの巣が見えていたのだろうか?
クロコノマチョウ0825.JPG



















草地ではカナムグラが勢いを増し蔓を伸ばしてあちこちの草を覆っている。
カナムグラを幼虫が食草としている「キタテハ」をあちこちで見かけた。
キタテハ0825.JPG



















飛翔能力は高く、セセリチョウにも負けないすごい早さで飛んでいた。
カナムグラやヤブガラシが覆う葉上で一休みといったところか。
キタテハ0825-1.JPG



















すくっと伸びたアキノノゲシの茎にモンキチョウがとまっていた。
午後4時過ぎだが曇りで少し暗くなり、近付いても逃げず今夜はここでお休み?
今頃それぞれどこで雨宿りしているのだろうか?
モンキチョウ0825.JPG





























2021年8月25日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ、キタテハ、シロチョウ科 モンキチョウ

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秋はバッタの季節 [バッタ目]

今日は天気が悪く小雨が降ったりやんだり。
昨日と違って気温が下がり肌寒いほどの秋の気候だった。
昨晩はタオルケットをかけて寝たが、今日は布団を一枚出した方が良さそうだ。

秋に多く見られるようになるのは、赤トンボやバッタの仲間だろう。
まだアキアカネが山から降りてきていないので、先日見かけた仮面ライダー顔のバッタたちを。

目の下に涙が流れたような模様がある「ツチイナゴ」。
バッタの中でも数少ない成虫越冬なので今の時期はまだ幼虫も見られる。
幼虫時代は緑色だが、一部終齢や成虫になると体の色が褐色に変わる。
冬枯れの中で目立たない保護色なのだろう。
ツチイナゴ0828.JPG



















草地で土が露出した場所や周りに草地がある砂利の敷かれた駐車場などで見られる「クルマバッタモドキ」。
バッタの仲間はおおむねメスはオスより体が大きく存在感がありこれはメス。
オスの方が体が小さく軽いからか飛距離を稼いでよく飛ぶ。
ご本家のクルマバッタは数が少なく数年に一度出会えるかどうかだ。
クルマバッタモドキ0828.JPG



















足元から葉っぱの上に飛んだのは「ヒナバッタ」のオス。
クルマバッタモドキに似ているが、体はずっと小さくクルマバッタモドキにある目の横線や模様がないので見分けられる。
ヒナバッタ0828.JPG



















こちらがメスで体の模様には個体差がある。
寒さに強く卵越冬だが、成虫で年を越して2月くらいまで見られるものもいる。
ヒナバッタ0828-1.JPG



















コンクリートの地面にそっくりな「イボバッタ」。
名の通り体にイボのような小さな突起がたくさんあり、体の色と質感で地面に溶け込む。
じっとしていると気付かないが、近付くと飛んで逃げるのでわかりやすい。
体の質感と後ろ脚の2本の黒い線で他種と見分けることが出来る。
イボバッタ0828.JPG



















2021年8月28日 東京都 バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、クルマバッタモドキ、ヒナバッタ、イボバッタ

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