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秋はバッタの季節 [バッタ目]

今日は天気が悪く小雨が降ったりやんだり。
昨日と違って気温が下がり肌寒いほどの秋の気候だった。
昨晩はタオルケットをかけて寝たが、今日は布団を一枚出した方が良さそうだ。

秋に多く見られるようになるのは、赤トンボやバッタの仲間だろう。
まだアキアカネが山から降りてきていないので、先日見かけた仮面ライダー顔のバッタたちを。

目の下に涙が流れたような模様がある「ツチイナゴ」。
バッタの中でも数少ない成虫越冬なので今の時期はまだ幼虫も見られる。
幼虫時代は緑色だが、一部終齢や成虫になると体の色が褐色に変わる。
冬枯れの中で目立たない保護色なのだろう。
ツチイナゴ0828.JPG



















草地で土が露出した場所や周りに草地がある砂利の敷かれた駐車場などで見られる「クルマバッタモドキ」。
バッタの仲間はおおむねメスはオスより体が大きく存在感がありこれはメス。
オスの方が体が小さく軽いからか飛距離を稼いでよく飛ぶ。
ご本家のクルマバッタは数が少なく数年に一度出会えるかどうかだ。
クルマバッタモドキ0828.JPG



















足元から葉っぱの上に飛んだのは「ヒナバッタ」のオス。
クルマバッタモドキに似ているが、体はずっと小さくクルマバッタモドキにある目の横線や模様がないので見分けられる。
ヒナバッタ0828.JPG



















こちらがメスで体の模様には個体差がある。
寒さに強く卵越冬だが、成虫で年を越して2月くらいまで見られるものもいる。
ヒナバッタ0828-1.JPG



















コンクリートの地面にそっくりな「イボバッタ」。
名の通り体にイボのような小さな突起がたくさんあり、体の色と質感で地面に溶け込む。
じっとしていると気付かないが、近付くと飛んで逃げるのでわかりやすい。
体の質感と後ろ脚の2本の黒い線で他種と見分けることが出来る。
イボバッタ0828.JPG



















2021年8月28日 東京都 バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、クルマバッタモドキ、ヒナバッタ、イボバッタ

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