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美しい糸を纏う クモの卵のう [クモ目]

林縁の葉上で2つの黄色い色が目にとまった。
いったい何だろう?

色はわかるがその詳細が裸眼では全くわからないのが残念でしょうがない。

眼鏡をかけて見ると、黄色い糸に包まれた卵のうとそれに寄り添う腹部が黄色い大きさ1cm弱のクモだった。
調べると「ムツボシオニグモ」のよう。
オニグモの仲間は色々見てきたが、この種は初めてだった。
ムツボシオニグモ0612_1.jpg



















この卵のうを見て5月にビワの葉裏で見つけたものを思い出した。
白い糸のベースに赤い糸がかけられておそらくクモの卵のうだろうと思っていたが、先日fieldをご一緒した絵本作家の伊藤知紗さんから「ゲホウグモ」の卵のうだと教えていただいた。
コガネグモ科のゲホウグモは夜間に網を張り明け方には回収して、日中は木の幹や枝で脚を縮めこぶのような腹部の形状でなかなか見つからないらしい。

この2種とも卵のうの表面の黄色や赤の美しい糸は何の為なのだろうか?
まるで芸術作品のようだが、白い糸だけでは駄目ということか?

何らかの役割があるに違いないのだが・・・。
ゲホウグモ0511_1.jpg



















2018年5月11日、6月12日 東京都 クモ目コガネグモ科 ムツボシオニグモ、ゲホウグモ

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