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それぞれの距離感 [自然]

草地を歩いているとベニシジミが飛んだ。
その先を見るとイチモンジセセリとのツーショット。
なかなかいい距離感。
ベニシジミ1005_1.jpg



















ノハラアザミの花には2匹のコアオハナムグリとキンケハラナガツチバチ。
コアオハナムグリが名の通り頭から花に潜り込んでいるところにハチが割り込んだ。
お互いの距離感よりも食欲が優占なのだ。
コアオハナムグリ、キンケハラナガツチバチ1005_1.jpg



















2017年10月5日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ、セセリチョウ科 イチモンジセセリ、コウチュウ目コガネムシ科コアオハナムグリ、ハチ目ツチバチ科 キンケハラナガツチバチ

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タテスジグンバイウンカ [カメムシ目]

ジュズダマの葉裏をめくってクロコノマチョウの幼虫を探していると緑色の小さなウンカの仲間がいた。
大きさは10mm弱、綺麗な薄緑色の体、透明な翅に褐色のラインが美しい。
タテスジグンバイウンカ1005-1_1.jpg



















図鑑や他の方のサイトでは見たことがあったが、fieldで見るのは初めての「タテスジグンバイウンカ」。
古い図鑑ではタテスジウンカとなっているので名前が変わったのだろう。
タテスジグンバイウンカ1005-2_1.jpg



















ススキに付くそうだがたまたまいたのか、同じイネ科のジュズダマにも付くのだろうか?
今回手抜きして撮ってしまったがよく見るとつぶらな瞳も魅力的!

もう一度しっかり撮り直したい虫だ。
タテスジグンバイウンカ1005-3_1.jpg



















2017年10月5日 東京都 カメムシ目グンバイウンカ科 タテスジグンバイウンカ

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今シーズン初見 アオイトトンボ [トンボ目]

ビオトープを歩いていると足元から弱々しく飛んだイトトンボ。
見ると青い目が美しい連結した「アオイトトンボ」だった。
以前は田んぼの周りでたくさん見られたが、永らく昔の数ほど見られなくなってしまった。
春先から初夏にかけて、田んぼに流れ込む湧水の渇水が原因かもしれない。
オオアオイトトンボは何度も見ているが、アオイトトンボはこの日が今年の初見となった。

上がオスで首根っこを掴まれているのがメス。
アオイトトンボ1005-1_1.jpg



















メスがお腹を大きくグイッと曲げてまるで体操選手のよう。
アオイトトンボ1005-2_1.jpg



















オスも腹部を曲げて、それに応える。
腹端がオスの副交尾器へ合体、これで交尾成立だ。
見た目通り、ハーティーな関係に!

アオイトトンボ1005-3_1.jpg




















また昔のようにあちこちでこんな光景が見られるようになればいいのだが!

アオイトトンボ_1.jpg




















2017年10月5日 東京都 トンボ目アオイトトンボ科 アオイトトンボ

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ハラビロカマキリですが 何か? [カマキリ目]

木柵にいたハラビロカマキリ。
水辺近くにいるとついついハリガネムシの寄生を疑ってしまう。

カメラを構えつつ、おいお前持ってるんじゃぁ? と問いかけた。

横目でこちらをチラリ。
ハラビロカマキリ1005-1_1.jpg



















暫くするとこちらを見た。

そんなもん持ってねぇよ! と聞こえたような気がした。
ハラビロカマキリ1005-2_1.jpg



















2017年10月5日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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一番多かった マユタテアカネ [トンボ目]

湿地を歩いて一番多かったのが「マユタテアカネ」。
顔や胸は赤くはないがお尻の赤さはコノシメトンボにも劣らぬいい色だ。
顔の一対の斑がご愛嬌で憎めない。
マユタテアカネ0914_1.jpg



















今年は翅先に斑のあるメスをよく見かける。
マユタテアカネ0105-3_1.jpg



















水辺では交尾をする個体が複数見られた。
赤と黄色のハートが微笑ましい。

今年も赤トンボの季節がやって来た。
マユタテアカネ0105-1_1.jpg



















2017年9、10月 東京都 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ

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真っ赤なコノシメトンボ [トンボ目]

晴れたので久しぶりに湿地へ。
コブナグサが色付き始め、キンエノコロが日に輝いてきれい。
もう少しするとコブナグサやアキノウナギツカミなどが赤く紅葉してさらに美しい光景に。
湿地1005_1.jpg





























歩いていると積まれた枝の上に真っ赤なトンボがいた。
成熟したオスは鼻からお尻の先まで鮮やかな赤に染まる「コノシメトンボ」。

コノシメトンボ1005_1.jpg



















かなり歩いて回ったが、見つけたのは2頭のみと数は少ない。
コノシメトンボ1005-1_1.jpg



















メスもかろうじて。
これからもう少し数が見られるといいのだが。
コノシメトンボ1005-2_1.jpg



















2017年10月5日 東京都 トンボ目トンボ科 コノシメトンボ

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ん~ 可愛い ニホンアマガエル [両生類]

丘陵ではほとんど見られないと言っていい「ニホンアマガエル」。

子供の頃には初夏になると田んぼから煩いほどの鳴き声が聞かれたものだが、時代と所変わればか。
それでも毎年数か所の限られた場所でその鳴き声や姿を見ることが出来る。

この日、その場所の一つを通ると擬木柵の上にまだ若い個体を見つけた。
ニホンアマガエル2_1.jpg






















写真撮るからちょっとの間じっとしててねと話しかけると素直に言うことを聞いてくれた。
いい子、いいカエルだ!

地域は違えど昔は身近なカエルだっただけに、もう少し鳴き声や出会える機会があればいいのになぁと思うのだが。
ニホンアマガエル1_1.jpg






















2017年8月5日 東京都 無尾目アマガエル科 ニホンアマガエル

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小さなコオロギ シバスズ [バッタ目]

先述のエゾスズを撮っていて見つけた小さなコオロギ。
おっ、ヤチスズかと思ったが、よく見るとどうやら「シバスズ」のようだ。
都会の草地や公園でも初夏頃から秋にかけて見られるコオロギで、ジーと長く鳴く
シバスズ0927-1_1.jpg



















大きさは5mm程と気にしなければまず気付かないだろう。
こちらはメス。
この大きさと敏捷性から集中力が必要だが、年を追うごとに厳しさが増す。
シバスズ0927-2_1.jpg



















2017年9月27日 埼玉県 バッタ目ヒバリモドキ科 シバスズ

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足元から飛び出る エゾスズ [バッタ目]

湿地を歩いていると足元から小さな黒いコオロギが無数に飛び出してきた。
大きさは10mm弱で気にしなければ見過ごしてしまうだろう。
エゾスズ0927-1_1.jpg



















黒っぽい体色と後脚の2対の白点が特徴の「エゾスズ」。
ここでは淡い褐色のヤチスズも見られる。
図鑑ではジー・ジーと鳴くとあるが、これらの種の鳴き声を識別するスキルは残念ながらまだない。
エゾスズ0927-2_1.jpg



















2017年9月27日 埼玉県 バッタ目ヒバリモドキ科 エゾスズ

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