今シーズン初見 アオイトトンボ

ビオトープを歩いていると足元から弱々しく飛んだイトトンボ。
見ると青い目が美しい連結した「アオイトトンボ」だった。
以前は田んぼの周りでたくさん見られたが、永らく昔の数ほど見られなくなってしまった。
春先から初夏にかけて、田んぼに流れ込む湧水の渇水が原因かもしれない。
オオアオイトトンボは何度も見ているが、アオイトトンボはこの日が今年の初見となった。

上がオスで首根っこを掴まれているのがメス。




















メスがお腹を大きくグイッと曲げてまるで体操選手のよう。




















オスも腹部を曲げて、それに応える。
腹端がオスの副交尾器へ合体、これで交尾成立だ。
見た目通り、ハーティーな関係に！

また昔のようにあちこちでこんな光景が見られるようになればいいのだが！

2017年10月5日　東京都　トンボ目アオイトトンボ科　アオイトトンボ

コメント 2

これまた判別に迷うトンボですね。
やはり胸側面の模様が判別ポイントですか？
by ぜふ (2017-10-09 08:16) 

ぜふさん　コメントありがとうございます。
確かに！
オオアオイトの方が一回りほど大きいですが、小さい個体や未成熟時はパッと見判断が付かない時もあり、写真を拡大して胸側面の模様を確認します。成熟するとアオイトは目が青、オスは胸部に粉をふき、オオアオイトは目が緑、粉をふかないので比較的わかり易いです。
とはいってもまだまだ見極める目はアマちゃんです。コバネがいるともっと面倒ですね。
by hirokou (2017-10-09 21:34)