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緑と紫の輝き オオスジコガネ [コウチュウ目]

田んぼの小川脇ではノカンゾウが見ごろを迎えている。
オレンジ色が鮮やかだ。

ノカンゾウ0705_1.jpg




















葉上に見つけたコガネムシ。
大きさはよく見るアオドウガネと同じくらいで、あまり見ない種だった。
頭部から前胸背は緑色、鞘翅は紫色の輝きが美しい。
オオスジコガネ0705-1_1.jpg



















調べると針葉樹の葉を食べるオオスジコガネか。
似た種にスジコガネがいるが前胸背の縦筋と鞘翅の光沢からオオスジとした。
色合いはマメコガネと似ているが、これだけの大きさだとさすがに目立つ存在感。
危険を察知したのか、後脚を上げてこの仲間お得意のポーズをとってくれた。
オオスジコガネ0705-2_1.jpg



















2017年7月5日 東京都 キジカクシ目ススキノキ科 ノカンゾウ、コウチュウ目コガネムシ科 オオスジコガネ

ようやく出てきた センノカミキリ [コウチュウ目]

毎年確認しているタラノキの「センノカミキリ」。
まだかまだかと楽しみにしていたら今日ようやく見ることが出来た。
手前は触角が長いのでオスで奥がメスだろうか?
センノカミキリ0704-1_1.jpg






















他の木も探したら、こちらにも2頭いた。
ここのタラノキはまだ小さく細いのでカミキリの幼虫が中を食い、こんな成虫が出てきたら枯れるのではないかと心配するがまぁ今のところ枯れてはいないので当面大丈夫か・・・
センノカミキリ0704-2_1.jpg






















今年もタラノキは無事でこのカミキリを見ることが出来たので満足だ!
センノカミキリ0704-3_1.jpg






















2017年7月4日 東京都 コウチュウ目カミキリ科 センノカミキリ

今日出逢った夏の虫たち [季節]

いやぁ、今日は夏本番の暑さ、湿度が高かったのでそれ以上だったかもしれない。
歩いていると突然体に体当たりしてきた「ヤマトタマムシ」のメス。
そんなに僕のことが好きなの?
死んだふりをしているのでそうではないようだ。
表も裏も美しい!
突然の出会いは戸惑い・・・
ヤマトタマムシ0703_1.jpg



















湿った地面で水分補給していた「クロヒカゲ」。
初夏に現れ一旦姿を消したが、ここ数日で再び姿を現した。
2化目に発生した翅の綺麗な個体。
この暑さ、さすがにチョウも熱中症になるのか?
クロヒカゲ0703_1.jpg



















足元のササの葉裏にチラリズム。
覗きこんだら「ヒグラシ」の抜け殻だった。
見えすぎちゃって困るのぉ!って声が聞こえるような聞こえないような
わかる人にはご愛嬌(笑)
夕暮れ、哀愁を帯びたカナカナカナ♪は僕にとって夏の象徴。

いよいよ夏の役者が揃ってきた!!
ヒグラシ0703_1.jpg



















2017年7月3日 東京都
コウチュウ目タマムシ科 ヤマトタマムシ
チョウ目タテハチョウ科 クロヒカゲ
カメムシ目セミ科 ヒグラシ

ゲンジボタル 惨敗 [コウチュウ目]

先週の日曜日、ある目的で日暮れの谷戸を訪れた。
日没の時間も遅く暗くなるのを待っていると、小川の上をホタルが飛び始めた。
ここにいることは知っていたが、今までに見た以上に数が多く驚いた。

あの光景を撮りたいと、今日同じ場所へ行ってみた。
日暮れを待つ間、空を眺めていると陽が山に落ちてから雲が鮮やかなオレンジ色に染まりその美しさに癒された。
19時を過ぎると今まで虫を食べに飛んでいたツバメはいなくなりかわりにアブラコウモリにバトンタッチ。
夕景0702_1.jpg





























本命のゲンジボタルは19時30分頃にちらほら飛び始めたが先週程の数は見られなかった。
風もなく、湿度も高く月明かりを除けば良い条件だった事から既に発生ピークは過ぎていたようだ。
さらに構図を決めた川の上はほとんど飛ばず、明るいうちに段取りをしていたが暗い中で場所替えを強いられた。
飛んでいるのもかなり離れた場所で数回手前まで来ただけ。
次は来年、撮影場所やホタルの発生状況など事前に詳細の確認が必要だ。
ゲンジボタル0702A_1.jpg



















2017年7月2日 東京都 コウチュウ目ホタル科 ゲンジボタル

カシワマイマイ幼虫 [チョウ目]

クリの幹でシロスジカミキリを探していたら、大きな毛虫を見つけた。
ん~、こりゃでかい!
さらに毛むくじゃらでいかにも毒がありそう。
ドクガ科のカシワマイマイの幼虫だった。
ドクガ科でいかにもっていでたちだが、以外毒はないらしい。
ただ、毒はないと言われていても、敏感な方はアレルギーが出る可能性もあるのでさわらぬ神にたたりなしだ。
まぁ、触ろうという人がどれだけいるか・・・。