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大きく美しい トワダオオカ [ハエ目]

暗い林内でケヤキの実生の葉にいた大きなカ。
カの仲間では日本最大の「トワダオオカ」だった。
その体長は10~13mmで身近でよく見るアカイエカやヒトスジシマカが5mm前後なので約2~2.5倍もある。
トワダオオカ1002-1.JPG



















大きいだけではなく、体や足などが青や紫色に輝きとても美しい。
成虫は花の蜜などを吸い人の血は吸わない。
名の由来は青森県十和田で最初に採集された事からと言われる。
トワダオオカ1002-2.JPG



















2023年10月2日 東京都 ハエ目カ科 トワダオオカ

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暗い林縁に白いヒトツメカギバ [チョウ目]

林縁でアカネ属のトンボがいた。
ヒメアカネか?と期待したが、残念「マユタテアカネ」のメスだった。
ここではよく見かけるマユタテアカネも東京都レッドデータブック2020では準絶滅危惧に指定された。
ちなみにヒメアカネは一つ上の絶滅危惧Ⅱ類だ。
マユタテアカネ0926.JPG



















薄暗い林縁の葉上で良く目立つ白いものを見つけた。
6~10月に年2回現れる蛾のカギバガの仲間の「ヒトツメカギバ」だ。
カギバガ科は多くが前翅の先端が鉤のような形状になっているが、この種は丸い。
幼虫の食草はミズキで確かにすぐ目の前にミズキがある。
ヒトツメカギバ0926-2.JPG



















白い翅に黄土色に縁どられた目のような模様(眼状紋)があるのが名の由来のようだが、これをどう見て一つ目としたのがが理解できないでいる。この褐色の模様を目と見立てたとすれば、両側の翅にひとつずつ合わせて二つあるのだが・・・
ヒトツメカギバ0926-3.JPG



















2023年9月26日 東京都 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、チョウ目カギバガ科 ヒトツメカギバ 

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葉隠れの術 セスジツユムシのメス [バッタ目]

オギの葉を見ていると、カラスウリの葉が覆った隙間に「セスジツユムシ」のメスがいた。

写真ではフラッシュで姿が見えるが、葉の陰になっていてよく見ていなければ見つからなかっただろう。
セスジツユムシメス0926-1.JPG



















葉をそっと持ち上げるとさっと俊敏に飛び降りた。
見ると左後ろ脚が欠損していた。
敵に襲われたのだろうか?
身を隠す巧みな技を持っているのにいったい何があったのか、知りたいところだ。
セスジツユムシメス0926-2.JPG



















すぐ近くに両脚のそろったメスがいた。
翅の赤いワンポイントはダニ。
この夏ダニに食いつかれた身としては、妙に心がざわついた。
セスジツユムシメス0926-3.JPG



















2023年9月26日 東京都 バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ

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