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小さなススキの株の定点観察 [季節]

職場の脇の草を刈るというので小さなススキの株を刈り残してもらった。
以降、朝の就業前後に定点観察。

雨は降っていないので朝露だろうか、雫となって周りの景色を写していた。
朝露1001_1.jpg



















ようやくススキの花が咲いた。
ススキは秋の七草のひとつ。
この七草がなかなか覚えられないでいたが、今日のNHKで自然解説者の佐々木洋さんがオ(オミナエシ)・ス(ススキ)・キ(キキョウ)・ナ(なでしこ)・フ(フジバカマ)・ク(クズ)・ハ(ハギ)で覚えましょうと言っていたがなるほどである。
ススキは株立ちで穂の先にノギという1本の長い毛があるが、よく似たオギは株にはならず並んで生えて穂の先にノギがないことで区別する。「オギにノギなし、ススキにノギあり」だ。
十五夜のお月見にお団子と間違えてススキではなくオギを飾る方がいると言われていたが、それはあるだろううなぁ。ヨシを飾っている人もいるかもしれない。
まぁ、それはそれでいいのかもしれないな・・・。
ススキ1001_1.jpg



















株を見渡すと、葉にぶら下がっている「オオカマキリ」のオスがいた。
よく見るとアリを食べていたようだった。
昨日の朝、恐らくこの個体と思うが目線の先のツチイナゴを狙っていた。
就業時間となりその後どうなったか見る事は出来なかった。
オオカマキリ1001_1.jpg





























この株にツチイナゴは2頭いたが気になって探すと、ススキの穂先に1頭を確認。
まだ幼虫だが黄緑色に小さな黒斑が美しい。
もう1頭はと探してみたが見つからなかった。
あの後、オオカマキリに食べられてしまったのかもしれない。
ツチイナゴ1001_1.jpg



















葉先ににとまっていたハラナガツチバチの仲間。
先日の夕方もここにいたので、おそらくここで夜を明かしたと思われた。
この日の終業後の夕方みると、まだ同じ場所にいた。
出掛けて行ってまたここに戻ってきたとも考えにくく、ずーっといたのかな?
ハラナガツチバチ1001_1.jpg



















他にも葉先に2頭のハチがいた。
種はわからないが、仲睦まじくこの日はここでおやすみなのだろう。
明日もいい日でありますように!
ハチ1001_1.jpg





























2019年10月01日 東京都 イネ目イネ科ススキ、カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、ハチ目ツチバチ科 ハラナガツチバチsp.

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