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冬の枝先で [季節]

コミミズクの幼虫を見つけていたコナラの枝先を見て回ったが、見つからなかった。
鳥に食べられてしまったのだろうか?
枝に張り付いたシャクガ科の幼虫がいた。
シャクガ科幼虫0214.jpg





















クリの木の枝には「イラガ」の繭があった。
無事孵化したなら先端に奇麗な丸い穴が開くのだが、横にいびつな穴が開いていた。
上に見える小さな丸い跡は恐らくイラガセイボウの産卵痕だと思われ、大きく空いた穴はセイボウが羽化した穴だろう。

カメラをOMに替えたが、CANONのマクロレンズで撮っていた感覚で撮影すると背景が暗く落ちてしまう。
ISOを上げたりSSや絞りを調整したがなかなか期待通りのものが得られない。
もう少し試行錯誤が必要な・・・
イラガ繭0214.jpg



















2024年2月14日 東京都 チョウ目シャクガ科 シャクガ sp.、イラガ科 イラガ、ハチ目セイボウ科 イラガセイボウ

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ヤツデの葉裏で この冬もクロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

歩いていると、赤い色が目立ったちょっとしわがれた実が。
「ガマズミ」の実だった。
ガマズミ0214.jpg




















昨年からチェックしていたヤツデの葉裏。
この日も一枚目にめくったらいたいた、ずっと同じ場所にいる「ヒゲナガサシガメ」の幼虫。
ヒゲナガサシガメ幼虫0214.jpg



















何枚かめくっているとビンゴ!って出たのはマエムキダマシこと「クロスジホソサジヨコバイ」。
翅のお尻側に一対の目玉に似せた黒斑と脚のような黒い筋まで模してなかなか憎らしい!
成虫はこの冬初めてだった。
クロスジホソサジヨコバイ0214-1.jpg
















さらにめくると今後は幼虫が出てきた。
半透明でグミのような体が美しい。
まだ翅は小さいが、お尻の先にはしっかり一対の黒斑がある。
幼虫もマエムキダマシだった。
クロスジホソサジヨコバイ幼虫0214-1.jpg


















2024年2月14日 東京都 マツムシソウ目ガマズミ科 ガマズミ、カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ、ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ

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カマキリの卵鞘 食われる [季節]

今日谷戸を歩くと降雪の後にはなかった大きな落枝があった。
ナラ枯れで枯れて乾燥していた枝に雪により水分がしみ込んで重くなって落ちたのかもしれない。
枝先を見ると「ハラビロカマキリ」の卵鞘が2つ。
かなり高い場所の枝だったようだが、そんな場所に2つ付いていたのにびっくり。
ここは人気の場所か?それとも同じメスが産んだのだろうか?
一つの卵鞘の卵は鳥に食べられていた。
ハラビロカマキリ卵鞘0214.jpg






















小川沿いの高さ4mほどの枝先に産み付けられていた「オオカマキリ」の卵鞘。
こちらもやはり鳥に啄まれていた。
カマキリの卵は周りをクッション材で覆われ寒さや衝撃に対して保護されているが、鳥たちの捕食やカマキリタマゴカツオブシムシに狙われればさすがに防ぎようがないだろう。
オオカマキリ0214.JPG



















ため池には嘴の下側が赤い「カワセミ」のメスがいた。
このところ時折見られ、ここでの狙いはザリガニや小さなエビのようだ。
カワセミ0214.JPG




















先日積もった雪が解けた南向きの日向では「カラスノエンドウ」が雪にめげずに立ち上がっていた。
カラスノエンドウ0214.JPG



















2024年2月14日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、オオカマキリ、ブッポウソウ目カワセミ科 カワセミ、マメ目マメ科 カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

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オオタカの声を真似る カケス [鳥類]

今日は埼玉県中部の公園へ。
昼には4月下旬の暖かさとの予報だったが、少し風が冷たく寒さを感じた。
空は快晴、相変わらず「ノスリ」がハシブトガラスに追われていた。
ノスリvsカラス0213.JPG



















林縁のコナラには緑色が美しい昨年の「ウスタビガ」の空繭がぶら下がっていた。
小さめなのでオスの繭だろうか。
ウスタビガ空繭0213.JPG





























林内からオオタカの少し小さめのピェー♪、ケッケッケッ♪という鳴き声が聞こえてきた。
オオタカはそろそろ造巣期で巣の周りで今の時期こういった声が頻繁に聞かれる。
近くに巣があるのだろうかと探して見たが、営巣するような大きな木は見つからなかった。
暫くしてここに着いた時に林内で1羽のカケスが鳴いていたのを思い出した。
カケスは色々な鳥の鳴き真似をし、そのレパートリーにはオオタカもある。
その後再び、近くでケッケッケッ♪という声が聞こえ、そっと近づいて見ると枝にいたカケスがまさに鳴いているところだった。
オオタカの鳴き声は毎春聞いているが、すっかり騙されていたのだった。
確かに鳴き声が少し小さいのと鋭さがオオタカにしては無かった。
そもそもカケスがオオタカの鳴きまねをすること自体知らなければ、まずオオタカの声と思うだろう。
カケスの鳴きまねは初めて聞いたのだが、とてもいい勉強になった!
この後ツミの鳴き真似もしていた。
鳴きまねをしていた張本人の「カケス」。
カケス0213.JPG



















2024年2月13日 埼玉県(丘陵外) タカ目タカ科 ノスリ、スズメ目カラス科 ハシブトガラス、カケス、チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ

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カルガモの群れの飛翔 [鳥類]

空を見上げていたらカモの群れがこちらに向かって飛んで来た。
カモは普段fieldではほとんど見掛けないので、何だろうとちょっとワクワク!
だいぶ近付いてきたなぁと思ったら、急に進路を変えて遠ざかって行った。
カルガモ0209-1.JPG



















暫くして、再びこちらに向かってきた。
おおっ!、よしよし。
カルガモ0209-2.JPG




















よく見たらfieldでも時折見かける「カルガモ」のようだが、これだけの数は見られない。
なかなか壮観だった。
カルガモ0209-3.JPG



















2024年2月9日 埼玉県(丘陵外) カモ目カモ科 カルガモ

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昨日の猛禽 [鳥類]

昨日は埼玉県中部に出掛けた。
電波塔のてっぺんにとまっていた「ハヤブサ」。
あたりをきょろきょろして獲物を探しているのか、この場所を1時間以上動かなかった。
ハヤブサ0209.JPG





























この塔の脇を旋回しながら飛翔してきた「ノスリ」。
翅に傷みの無い奇麗な個体だった。
長い枝を足で掴んで雑木林内に降りる個体も見つけた。
ノスリもそろそろ巣作りの季節。
ノスリ0209.JPG



















田んぼの脇でぐじゅぐじゅとぐぜっていたのは小さな猛禽と呼ばれる「モズ」のオス。
よく聞いているとホオジロやホーホケキョとウグイスなど様々な鳥の声を出していた。
百舌鳥と書くように多くの鳥の鳴きまねで知られるが、ウグイスの鳴きまねを初めて聞いた。
このモズも間もなく巣を構えるのだろう。
モズ0209.JPG



















2024年2月9日 埼玉県(丘陵外) ハヤブサ目ハヤブサ科 ハヤブサ、タカ目タカ科 ノスリ、スズメ目モズ科 モズ

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今日は大雪 2月これまでに見つけたもの [季節]

天気予報通り午後から雪が降り続いている。
1回車周りを雪かきしたが、1時間も立たないうちにこのありさま。
あと1回、寝る前に除雪しなければ!
DSC_0305.JPG



















今日は運よく?休みだったので撮った写真をちょっと整理。
2月に入って見つけたものをご紹介。

数年前に突然現れた外来種の「ムネアカハラビロカマキリ」だが、公園スタッフや利用者の力もお借りしてかなり個体数が減ったと実感しているが、まだ成虫や卵鞘が時折見つかっている。1日にひこばえで見つけた在来種とは明らかに異なる形の卵鞘。在来のハラビロカマキリは産み付けた面に対して平行に卵鞘を産むがムネアカはほぼ直角に近く産み付けるので識別は容易だ。
もう一息、気を緩めないようにしなければ!
ムネアカハラビロカマキリ卵鞘0201.JPG



















エノキの枝先で見つけた昨年の「ウスタビガ」の繭。
よく見ると繭に卵が産み付けられていた。
羽化してすぐにオスがやって来て繭上で交尾して卵を産み付けたのだろう。
今年このエノキで、無事羽化してくれることを期待した!
ウスタビガ卵0202.JPG



















アカシデの枝では大きな「キイロスズメバチ」の巣を見つけた。
葉が繁っている間はなかなか見つからないが、葉が落ちた冬には あっ!こんなところにあったかと。
この巣は昨年のものですでにもぬけの殻。スズメバチの巣は1度限りでこの巣は次第に崩れ落ち二度と使われることは無い。
こうして放置されたスズメバチの巣にも寄生した蛾の仲間の幼虫がいるのだろう。
キイロスズメバチ巣0204.JPG



















ナラ枯れで枯れたコナラの幹にはこちらも昨年の「コゲラ」の巣。
スズメバチと違ってキツツキたちは翌年も再利用することがある。
別の場所の昨年のアオゲラの巣では、オス、メスが巣の状態を確認しに訪れていた。
このコゲラの巣はどうだろうか?
コゲラ巣0204.JPG



















ちゅんちゅん♪という声が聞こえてその方向を見ると、ケヤキの枝に「スズメ」の群れがいた。
寒いのでみんなふくらすずめで可愛い!
スズメ0204.JPG



















2024年2月1-5日 東京都、埼玉県 カマキリ目カマキリ科 ムネアカハラビロカマキリ、チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ、ハチ目スズメバチ科 キイロスズメバチ、キツツキ目キツツキ科 コゲラ、スズメ目スズメ科 スズメ

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昨日今日の鳥たち [鳥類]

関東の平野部でも明日は午後から雪の予報。
明日は茨城県つくば市で調査の仕事だったが中止となった。
致し方無いが残念だ。


昨日今日で見た鳥たち。
昨日は晴れて比較的暖かった。
斜面上の枝先にとまって獲物を探す「モズ」のメス。
かなり念入りに地面を探していたが、見つからず飛び去ってしまった。
モズ0203.JPG



















広場の地面で何かが動いた。
ようく見ると、「トラツグミ」だった。

この冬はこちらに気付いて飛び去る後ろ姿は何度か見ていたが、じっくり見るのは初めてだった。
トラツグミ0403-1.JPG



















この日はいつものダンスはせず、しきりに地面を啄んでは次々とミミズを捕まえていた。
かなりの数がいたのだろう。
トラツグミ0403-2.JPG



















今日は朝から小雨が降っていたが間もなく止んだ。
以前コジュケイが水を飲んでいた小さな池を覗いたら「コサギ」がいた。
コサギ0204-1.JPG



















脚を池底で小刻みに動かして獲物が出てくると啄んでいた。
一瞬で呑み込むので何を食べているのかわからなかったが、恐らくカワリヌマエビの仲間だと思う。
コサギ0204-2.JPG



















歩いていると林縁からヒヨドリ大の鳥が飛び去った。
飛んだ先を見て見ると、赤いお腹から今シーズン初見の「アカハラ」のようだった。
間もなくシロハラの鋭い声が聞こえ、アカハラはシロハラに追われて電線に。この後さらに追われて林内に消えていった。シロハラの方がアカハラより強いのか?たまたまだったのか?
アカハラ0204.JPG



















開けた場所で目の前に「ジョウビタキ」のメスが飛んで来た。
ん~、人慣れしているのか数メートル先のひこばえの枝先にとまってこちらに視線を送ってきた。
まん丸の瞳に短いくちばし、膨らんだからだが可愛い!
この後、さらに近くの枝にとまったかと思ったら、後ろに飛んで何かを追って行った。
恐らくルリビタキのメスだったと思われた。人にはフレンドリーだが縄張りに侵入する鳥には攻撃的だった。
ジョウビタキ0204.JPG






















今日の最も大物は「オオタカ」だった。
威風堂々、この森の頂点に君臨する風格があった。
体の大きさや胸の広さなどからしてオスだろうか。背中が褐色に見えたのでメスかとも思ったが、曇り空での色の識別は難しい・・・。
素嚢が膨らんでいたので何か獲物を食べてそれほど時間が経っていないように思われた。
オオタカ0204.JPG



















2024年2月3-4日 東京都 スズメ目モズ科 モズ、ツグミ科 アカハラ、ヒタキ科 ジョウビタキ、ペリカン目サギ科 コサギ、タカ目タカ科 オオタカ

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ヒロバフユエダシャク [チョウ目]

林内を歩いているとアラカシの枝に土の塊が。
「スズバチ」の巣のようだが大きな穴が開いていた。
既に羽化した後の巣にはとても奇麗だが・・・。
スズバチ巣0202.JPG




















クヌギの幹の「クヌギカメムシ」の卵塊を見て見たら、淡い黄緑色のものが。
もう孵化したのかと思ってマクロで撮ったらまだ卵だった。
いくらなんでもまだ早いよね。
クヌギカメムシ0202.JPG




















トイレの壁にいたのを飛ばして撮ると「ヒロバフユエダシャク」だった。
晩冬のフユシャクでそろそろフユシャクの季節も終盤だろう。
ヒロバフユエダシャク0201.JPG




















2024年2月1ー2日 東京都 ハチ目スズメバチ科 スズバチ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ、チョウ目シャクガ科 ヒロバフユエダシャク

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冬の陽だまりで [季節]

今日の寒さから思うと、昨日はほんとうに春のように暖かかった。
これだけ気温差があると、体がおかしくなりそうだ。

昨年末からあちこちで咲いていた一日花の「オオイヌノフグリ」も見る機会が増えてきた。
ギシギシの葉陰からひっそりと。
オオイヌノフグリ0131.jpg




















南向きの日の当たる場所では「ホトケノザ」も花を咲かせていた。
ホトケノザ0131 .jpg



















ホトケノザにやって来たのは「ヒラタアブ」の仲間で花から花へ忙しく飛び回っていた。
見ていると花の咲いていないヤハズエンドウを次から次へと飛び回って何かを探しているような個体もいた。
アブラムシのコロニーを探して卵を産み付けるのかなぁと勘繰った。
ヒラタアブの仲間0131.jpg


















見て回っているとギシギシの葉の上で日向ぼっこしている「ツチイナゴ」が目に入った。
越冬中だが暖かさで越冬場所から出てきたのだろう。
ツチイナゴ0131.jpg



















このところよく見られる「ナナホシテントウ」は、草陰でオスがお尻を左右に振って交尾中だった。
ナミテントウは集団で越冬するのを見かけるが、ナナホシは真冬でも暖かい日には獲物のアブラムシを探して活動している。
ナミテントウ0131.jpg



















2024年1月31日 東京都 シソ目オオバコ科 オオイヌノフグリ、シソ科 ホトケノザ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、コウチュウ目テントウムシ科 ナナホシテントウ

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