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12月の常連 ハラビロカマキリ [カマキリ目]

丘陵の紅葉はクヌギやコナラなどの木々が主で雑木林全体が黄色やオレンジに変わり、今が見頃。
紅葉というより黄葉の方がしっくりくる。
黄葉1204_2_1.jpg



























谷戸の入り口にはところどころにイロハモミジが植栽されており、さらに彩りを添えている。
イロハモミジ1205_1.jpg


















黄葉したコナラの根元、先日記載したアオクチブトカメムシのいた木のすぐそばで「ハラビロカマキリ」のメスを見つけた。
まだお腹が大きくこれから産卵するようだが、急がないと産む前に寒さにやられてしまう。
そんな個体を毎年見てきたので、頑張って無事産卵してほしいものだ。
ハラビロカマキリ1205_1.jpg


















この前日、同じ谷戸で今年初めてのハラビロカマキリの褐色型を木柵の上で見かけた。
こちらもまだお腹が大きい割には、身軽に柵の上を歩いて行った。
このあたりにいるカマキリの中では遅くまで見られる種、4年前の12月23日が私の最も遅い観察記録だ。
ハラビロカマキリ1204_1.jpg


















2015年12月4・5日 東京都
ムクロジ目ムクロジ科 イロハモミジ
カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/一部内臓ストロボ

初めてのウスバカマキリ [カマキリ目]

昆虫には普通に見られる種と、局地的に生息している種がいる。
カマキリの仲間で後者に当たる種の一つが「ウスバカマキリ」だ。
ここ数年来、近隣の生息地を訪れたが一度も出会えないでいた。

この夏、狭山丘陵の一角でこのカマキリが見つかった。
それを知ってから何度となく足を運んだが、ここでも見つからない。
いよいよカマキリのシーズンも終わりに近づき、昨日と今日の休みに最後のチャンスと探しに行ってきた。

昨日は晴れたが木枯らし一番の影響で強風が吹き、オスを見つけたが証拠写真程度で飛ばれて見失ってしまった。
今日はリベンジで、気温が上がった昼前に行ってみた。
数時間捜し歩いたが相変わらず姿は見られず。
あきらめかけた時、足元の草にカマキリを見つけた。
体型はハラビロカマキリのようだが、特徴である翅の白斑がない。
もしやとじっくり観察すると、前脚の付け根に黒い班が見て取れた。
初めて見るお腹の大きなメスのウスバカマキリだった。
ウスバカマキリ1026-2_1.jpg


















誤って踏みつけていたかもしれない低いチガヤの葉の上に、よく出てきてくれたと感謝である。
これが今年最後のチャンスとばかりに散々付きまとわせていただいた。
彼女にはいい迷惑だっただろうが、カメラ目線で答えてくれた。
ウスバカマキリ1026_1.jpg


















特徴である鎌の付け根の黒い斑、鎌の部分に黄色い班があるのも他のカマキリにはないと思われる。
鎌の先端の赤色もこの種の特徴かもしれない。
今日の出会いは自分にとって今年一二を争うトピックとなった。
ウスバカマキリ1026-1_1.jpg



























2015年10月26日 東京都
カマキリ目カマキリ科 ウスバカマキリ  CANON  EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/一部430EXⅡ

お腹の大きなコカマキリ [カマキリ目]

草はらに立っている杭の割れ目に何かいないかと見ると、お腹の大きなコカマキリのメスがいた。
身を隠すにはちょうど良い場所だ。
コカマキリ1003_1.jpg


















人工物によく産卵しているコカマキリだが、このメスもこの杭に産卵するのだろうか?
機会を見て見に行こう。

標準のズームレンズとしてSIGMAの17-70mmを使っているが、マクロ撮影もできて写りもなかなか良く使いやすいレンズだと思う。購入当時は手振れ補正がなかったが、今発売されているのは手振れ補正付なのでできれば買い換えたいのだがなぁ。
コカマキリ1003-1_1.jpg


















2015年10月03日 東京都
カマキリ目カマキリ科 コカマキリ  CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO  HCM













コカマキリ [カマキリ目]

湿地ではピンク色の花が目立つようになってきた。
少し前から咲いていただろうに全く気付かなかった「アカバナ」。
東京都ではレッドデータに掲載はされていないが、見られる場所が少なくなっている種だ。
アカバナ0922_1.jpg



























少し大きめで存在感のある「ツリフネソウ」。
ホシホウジャクが長いストローを伸ばして吸蜜に訪れていた。
蜜が花の奥にあるので、この花の恩恵を得られる虫は限られているようだ。
ホシホウジャク_1.jpg


















湿地の中に入って目を凝らすと、小さな「イボクサ」が咲いていた。
水田雑草、ツユクサの仲間と聞くとなるほどって思う。
岸からはなかなか目に入らぬなぁ。
イボクサ0922_1.jpg


















岸辺の草に「コカマキリ」がいた。
ここではよく見かけるが、ひゃー、怖い!
コカマキリってこんなに怖かったっけ・・・。
kokamakiri_1.jpg



























2015年9月22日 東京都
フトモモ目アカバナ科 アカバナ
フウロソウ目ツリフネソウ科 ツリフネソウ
ツユクサ目ツユクサ科 イボクサ         
EOS70D EF100mm F2.8L IS USM

透き通るような美しさ ハラビロカマキリ [カマキリ目]

林縁でアカメガシワの実が熟してきていた。
いくつかははじけて黒い実が顔を出している。
今放映していたNHKのダーウインでノグチゲラがこの実を食べていたのは6月、やはり沖縄は早い。
アカメガシワ0814.JPG


















奥の木の幹に「ハラビロカマキリ」の終齢幼虫がいた。
ちょこっとあげたお尻がこのカマキリのチャームポイント。
おやっ、アリのお友達?
ハラビロカマキリ0814_1.jpg


















こちらを一瞥したかと思うとすたすたと木を登って行った。
首から前脚の透き通るような淡いグリーンがとても印象的だった。
もし次に会うことが出来たなら、きっと立派な大人になっているんだろうな。
ハラビロカマキリ0814-1_1.jpg


















2015年8月14日 埼玉県
カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ


樹上のオオカマキリ幼虫 [カマキリ目]

何かいないかと探して歩いていると、幹に「オオカマキリ」の幼虫を見つけた。
かなり大きく終齢だろうか?

オオカマキリは草原性だが、草はら続きの林縁でもよく見られる。
樹上はハラビロカマキリのテリトリーなのだが・・・。

何を食べているのかとよく見るとどうやらヒグラシのようだ。
頭は既に無くかなり食い進んでいた。
周りにクモの糸が見える。
ひょっとしたらクモの巣にかかったヒグラシを横取りしたのかもしれない。
カマキリVSクモは獲物をめぐるライバル。
過去見た中では、カマキリの方が優勢のようだった。
オオカマキリ0801_1.jpg


















2015年8月1日 埼玉県
カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ      CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ


オオカマキリの卵鞘 [カマキリ目]

冬の観察対象の一つにカマキリの卵がある。
ぼくが子どもの頃には、カマキリの卵を卵嚢(らんのう)といったと記憶しているが、今は卵鞘(らんしょう)と呼ぶようだ。
卵嚢は、軟体動物や両生類、クモ類などの卵を包む袋のことで、カマキリやゴキブリの卵を包んでいるのは卵鞘(らんしょう)と呼び分けているようだ。

このカマキリの卵鞘、初冬の頃から探しているのだが今年はなかなか見つからない。
数年来自然観察をされている方からも今年は少ないとの声が聞かれることから定量的なデータはないがそうなのかもしれない。夏から秋にかけて、オオカマキリのメスの成虫は例年と変わらず見かけたのだが・・・。

この日ようやく見つけた卵鞘は、約1.5mとかなり高い位置に産み付けられていた。
オオカマキリ卵しょう0104-1_1.jpg


















カマキリは冬に降る雪の量を予測して産む高さを決めているとの説もある。
この冬見た卵鞘は1m以上のところにあるものが多かったので、この説が正しければこの冬昨年に続いてまたもや大雪に見舞われることになるのだ。
去年の降雪は本当に難儀した。再び同じような状況になると今年は昨年以上に困るので、産む高さと降雪量の関係は関連無しに期待したいところだが、はてさてどうなることやら?
オオカマキリ卵しょう0104_1.jpg


















2015年01月04日 埼玉県
カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
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