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トノサマバッタ アスファルトの路面に産卵する [バッタ目]

今日も秩父の山で空を見上げていた。
朝から周りの放棄された畑でパタパタパタと音を立てて飛ぶ「トノサマバッタ」たちがたくさんいて、道路にも飛び出ていた。
ふと足元を見るとそのトノサマバッタがいた。
近付いても全く動かず、ああっ、気付かず踏んでしまったか?と見ると特にへしゃげてはいない。
よく見るとお尻あたりから黄色いものと白い泡が出てきた・・・
ああっ!やはり踏んで内臓が出てしまったかと思ったが、よくよくそれを見るとなんか違う。
トノサマバッタ1114-1.JPG



















どうやら産卵を始めたようでそのために動けなかったみたい。
トノサマバッタ1114-2.JPG




















細長く黄色いのが卵でその周りを白い泡が覆っている。
さらに卵と泡が増えていった。
トノサマバッタ1114-3.JPG



















暫くすると産卵が終わったようでお尻を上げて、道脇の畑に飛んで行ってしまった。
オイオイ!
こんな道の上の卵は車に轢かれてしまうだろうといっても後の祭り。
仕方が無いので、畑に穴を掘り卵塊を穴に入れて浅く土をかけておいた。
卵を包んでいた泡はスポンジのようで、つまむと卵ごと持ち上げられた。
孵化まで卵を乾燥から守ってくれるのかもしれない。

こんなところに産んで無責任な、なんで俺が・・・と思いつつも、来春孵化してくれたらとちょっとした期待をした。
トノサマバッタ1114-4.JPG




















2023年11月14日 埼玉県(丘陵外)バッタ目バッタ科 トノサマバッタ

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