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今日の職場のススキの株で

通う職場は2か所あり、今日は事務所周りにススキがあるところ。
朝、早速ススキの脇にあるボケの枝先で少し前に見つけていた「モンクロギンシャチホコ」の幼虫のチェック。
終齢に近かったものはほとんど姿を消して、小さかった幼虫たちが大きく成長していた。終齢に近かった幼虫たちは木を降りて蛹になったのだろうなぁ。
成虫はまだ見たことが無い!
モンクロギンシャチホコ0902.JPG



















さて、ススキでは何がいるかな?
最初に見つけた「ツチイナゴ」。
幼虫ばかりだったが、この個体は早くも越冬擬態の褐色の成虫になっていた。
無事、冬を乗り越えて欲しい!
ツチイナゴ0902.JPG



















前回の東京都のレッドリストでは希少種に指定されていた「ショウリョウバッタモドキ」がいた。
今回改定されたリストでは希少種から外れたが、ススキをはじめとしたイネ科がHOSTでそのような原っぱが減少する都市部ではリストから外れても要チェックの存在。
ススキの葉の赤い筋に紛れる体の筋模様は進化の過程で獲得した見事な保護色だ。
ショウリョウバッタモドキ0902.JPG



















少し前にたくさんの終齢幼虫と羽化した成虫がいたエビちゃんことエビイロカメムシを探したが、全く見つからない。暑さで株の根元に移動したかと。
そう思っていた時に見つけたのが、成虫になった「オオカマキリ」。
まさか君がエビちゃんたちを?と勘繰って見たが真実は・・・
暫く様子を見てみよう。
オオカマキリ0902.JPG



















ススキの株の根元には今年も「ナンバンギセル」がニョキニョキ伸びて花を咲かせていた。
ナンバンギセルは西洋の喫煙具キセルに花が似ている事から名付けられ、葉緑素を持たずイネ科の植物に依存する寄生植物。万葉集では思ひ草の古名で詠まれているそうな。
ススキはいくつも株があるのだが、毎年少しづつ発生する株や場所が変わっているようだ。
まあ、場所は変われどこの季節に花を見ることが出来てホッとする。
ナンバンギセル0902.JPG





























先週から伸びた草を処理してくれる期間限定の頼もしい助っ人がやって来た。
2頭のメスの「ヤギ」。
今年も期待しているよ~!!
ヤギ0902.JPG



















2023年9月2日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 モンクロギンシャチホコ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、ショウリョウバッタモドキ、カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ、ゴマノハグサ科ハマウツボ科 ナンバンギセル、クジラウシ目ウシ科 ヤギ

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