オオニガナの種子 冬がもうすぐそこまで・・・ [植物]
湿地で「オオニガナ」の冠毛の付いた種子が日を浴びて輝いていた。
今年もこのビオトープでたくさんの花を咲かせてくれた。
よく見ると種子からたくさんの冠毛が放射線状に伸びている。
これらが風を受けて遠くへ飛んで子孫を増やすのだ。
思わずふ~と息を吹きかけて飛ばしてみたくなった。
近くにあったアキノノゲシも冠毛を付けていた。
オオニガナと比べると色は白っぽくてその数は少ないように見えるがとてもよく似ている。
オギの茂みで何かが音を立てて動いた。
音が聞こえた場所に目を凝らすと、いたのは「カシラダカ」のオスだった。
冬鳥で先週初めて姿を確認したばかりだ。
ん~、冬の足音がもうそこまで・・・
2018年11月21日 東京都 キク目キク科 オオニガナ、アキノノゲシ、スズメ目ホオジロ科 カシラダカ
今年もこのビオトープでたくさんの花を咲かせてくれた。
よく見ると種子からたくさんの冠毛が放射線状に伸びている。
これらが風を受けて遠くへ飛んで子孫を増やすのだ。
思わずふ~と息を吹きかけて飛ばしてみたくなった。
近くにあったアキノノゲシも冠毛を付けていた。
オオニガナと比べると色は白っぽくてその数は少ないように見えるがとてもよく似ている。
オギの茂みで何かが音を立てて動いた。
音が聞こえた場所に目を凝らすと、いたのは「カシラダカ」のオスだった。
冬鳥で先週初めて姿を確認したばかりだ。
ん~、冬の足音がもうそこまで・・・
2018年11月21日 東京都 キク目キク科 オオニガナ、アキノノゲシ、スズメ目ホオジロ科 カシラダカ
サネカズラの実とウコンカギバ [植物]
この日、林縁で見つけた赤い実。
艶やかな赤く丸い実がブドウみたいな常緑蔓植物の「サネカズラ」。
実(さね)が美しい蔓(かずら)という、別名のビナンカズラは蔓から採った粘液を整髪料として使ったことかららしい。
確かに名の通りこの実はとても美しく魅力的で毎年この時期見たくて探している。
いかにも美味しそうだが、無味で美味しいとは言えないらしい。
ところでAPG体系の分類ではサネカズラはアウストロバイレヤ目マツブサ科に属するが、アウストロバイレヤって何?
舌を噛みそうで馴染が無いなぁ!
この実の近くの葉にいた「ウコンカギバ」。
ウコンカギバといえば名の通りのウコン色、濃い黄色のイメージだが、こんなに薄い色のもいるようだ。
幼虫の食樹はブナ科コナラ属、シイ属で、この葉は確かにアラカシのようだった。
2018年11月1日 埼玉県 アウストロバイレヤ目マツブサ科 サネカズラ、チョウ目カギバ科 ウコンカギバ
艶やかな赤く丸い実がブドウみたいな常緑蔓植物の「サネカズラ」。
実(さね)が美しい蔓(かずら)という、別名のビナンカズラは蔓から採った粘液を整髪料として使ったことかららしい。
確かに名の通りこの実はとても美しく魅力的で毎年この時期見たくて探している。
いかにも美味しそうだが、無味で美味しいとは言えないらしい。
ところでAPG体系の分類ではサネカズラはアウストロバイレヤ目マツブサ科に属するが、アウストロバイレヤって何?
舌を噛みそうで馴染が無いなぁ!
この実の近くの葉にいた「ウコンカギバ」。
ウコンカギバといえば名の通りのウコン色、濃い黄色のイメージだが、こんなに薄い色のもいるようだ。
幼虫の食樹はブナ科コナラ属、シイ属で、この葉は確かにアラカシのようだった。
2018年11月1日 埼玉県 アウストロバイレヤ目マツブサ科 サネカズラ、チョウ目カギバ科 ウコンカギバ
根も葉もない寄生植物 アメリカネナシカズラ [植物]
数年前にササを刈った法面の緑色の草の上に何だか黄色い網のような物がかかっていた。
この黄色のあみあみ、見覚えがあった。
およそ10年前に埼玉の前職場で見て以来、狭山丘陵では個人的に初めての「アメリカネナシカズラ」だ。
この植物、北アメリカ原産の寄生植物で、発芽時には根があるが寄生する相手を見つけ絡み付くと根は枯れて寄主から栄養分を横取りする。
同じような在来の寄生植物にネナシカズラがあるが、こちらは毎年普通に見られる。
何故ここに今まで見られなかったこの植物が発生したのか?
この黄色のあみあみ、見覚えがあった。
およそ10年前に埼玉の前職場で見て以来、狭山丘陵では個人的に初めての「アメリカネナシカズラ」だ。
この植物、北アメリカ原産の寄生植物で、発芽時には根があるが寄生する相手を見つけ絡み付くと根は枯れて寄主から栄養分を横取りする。
同じような在来の寄生植物にネナシカズラがあるが、こちらは毎年普通に見られる。
何故ここに今まで見られなかったこの植物が発生したのか?
一緒にいた植物に詳しいボランティアの方が、恐らくここを業者が草刈りした時に他でも使用していた刈払機に付いていた種子が落ちたのではないかと。
なるほどである。
近くで見ると直径3mmほどの白い花が固まって咲いていた。
花だけ見ていると綺麗なのだが、結実して種が落ちるとまたここで増えていく。
後日、ボランティアの方が結実前に駆除していただけるとの事で一安心。
来年も注視しなければである。
2018年10月17日 東京都 ナス目ヒルガオ科 アメリカネナシカズラ
なるほどである。
近くで見ると直径3mmほどの白い花が固まって咲いていた。
花だけ見ていると綺麗なのだが、結実して種が落ちるとまたここで増えていく。
後日、ボランティアの方が結実前に駆除していただけるとの事で一安心。
来年も注視しなければである。
2018年10月17日 東京都 ナス目ヒルガオ科 アメリカネナシカズラ
ダイコンソウの花の後 [植物]
春の白い花 [植物]
春先は黄色や紫色の花が多いが、初夏に移ろうにつれ白い花が目立ってくる。
このところあちこちで群生して咲き始めてきた「ニョイスミレ」。
葉の形が僧侶の持つ如意に似ている事かららしいがそれ自体見たことが無い。
別名はツボスミレ、ツボは古語で庭という意味で庭に咲くスミレ。
タチツボスミレは今が盛りとあちこちで見られるが、その白花の「シロバナタチツボスミレ」。
距まで白いのがこの種でピンクがかっているのはオトメスミレという。
ほっと頬を染める恥じらいの乙女か。
ムラサキケマンの群落の中に咲いていた真っ白な「ユキヤブケマン」。
花の先端に紫色が残るのはシロヤブケマンだが、全て真っ白なのがこの種。
初めて見たがとても美しい。
2018年4月6日 東京都 スミレ目スミレ科 ニョイスミレ、シロバナタチツボスミレ、キンポウゲ目ケシ科 ユキヤブケマン
このところあちこちで群生して咲き始めてきた「ニョイスミレ」。
葉の形が僧侶の持つ如意に似ている事かららしいがそれ自体見たことが無い。
別名はツボスミレ、ツボは古語で庭という意味で庭に咲くスミレ。
タチツボスミレは今が盛りとあちこちで見られるが、その白花の「シロバナタチツボスミレ」。
距まで白いのがこの種でピンクがかっているのはオトメスミレという。
ほっと頬を染める恥じらいの乙女か。
ムラサキケマンの群落の中に咲いていた真っ白な「ユキヤブケマン」。
花の先端に紫色が残るのはシロヤブケマンだが、全て真っ白なのがこの種。
初めて見たがとても美しい。
2018年4月6日 東京都 スミレ目スミレ科 ニョイスミレ、シロバナタチツボスミレ、キンポウゲ目ケシ科 ユキヤブケマン
早春の花たち~都立野川公園自然観察センター [植物]
今日は休みで天気も良いので久しぶりに東京都の野川に行ってきた。
出るのが遅かったので少し陽が傾いていたが、川沿いのヤナギが芽吹いて緑が美しかった。
都立野川公園自然観察センターの入り口周りはリニューアルされ掲示板もできてとても綺麗になっていた。
ここには様々な植物があり、わざわざ遠くに足を運ばなくても希少な種が多く見られる。
植物を学ぶには良い場所だ。
セツブンソウの花は終わっていたが、既にアズマイチゲが開花していた。
キクザキイチゲの花も春を・・・。
都立野川公園自然観察センターの入り口周りはリニューアルされ掲示板もできてとても綺麗になっていた。
ここには様々な植物があり、わざわざ遠くに足を運ばなくても希少な種が多く見られる。
植物を学ぶには良い場所だ。
セツブンソウの花は終わっていたが、既にアズマイチゲが開花していた。
キクザキイチゲの花も春を・・・。
雪割草で知られるミスミソウも可愛い花を咲かせていた。
花は白、ピンク、紫など同じ種でも色々ある。
これは白色の花弁と紫の葯のコントラストが美しい。
少しピンクがかった花。
以前紫色の花もあったが、今日は見られなかった。
イヌノフグりの花を楽しみにしていたが、既に花を落としてしまっていた。
昼頃に来ていれば見ることが出来ただろうに残念だった。
また、来てみよう!
2018年3月13日 東京都 キンポウゲ目キンポウゲ科 アズマイチゲ、キクザキイチゲ、ミスミソウ
早春の花たち [植物]
暖かさと寒さが一進一退。
そんな中でも植物たちはいつも通りしっかりと開花の時期を見極めている。
ちょっとフライング?
この日初めて見た間もなく開花しそうな「カタクリ」。
群生地ではまだ蕾もほとんど上がって来ていなかった中でキツネノカミソリの群生地にぽつんと一株寂しく。
でも 見てる人 たくさんいるから!
一方「キツネノカミソリ」は夏に咲く花のために栄養たくわえ中。
緑色の葉を伸ばしていた。
陽の当たる南向きの斜面では早くも開花していた「シュンラン」。
雑木林ではまだ蕾を伸ばしてきたところが多いが、ここは暖かいのでいくつかの株が花を開いていた。
正面から撮らしてくれないのでちょっとうつむき加減。
fieldでは恐らくこの1本だけではないかと思っている「サンシュユ」もあと少しで開花しそうだった。
別名春黄金花、春の黄色い花も美しいが秋の赤い実もいい。
きっとこれを書いている今はもう花弁を開いているに違いない
そんな中でも植物たちはいつも通りしっかりと開花の時期を見極めている。
ちょっとフライング?
この日初めて見た間もなく開花しそうな「カタクリ」。
群生地ではまだ蕾もほとんど上がって来ていなかった中でキツネノカミソリの群生地にぽつんと一株寂しく。
でも 見てる人 たくさんいるから!
一方「キツネノカミソリ」は夏に咲く花のために栄養たくわえ中。
緑色の葉を伸ばしていた。
陽の当たる南向きの斜面では早くも開花していた「シュンラン」。
雑木林ではまだ蕾を伸ばしてきたところが多いが、ここは暖かいのでいくつかの株が花を開いていた。
正面から撮らしてくれないのでちょっとうつむき加減。
fieldでは恐らくこの1本だけではないかと思っている「サンシュユ」もあと少しで開花しそうだった。
別名春黄金花、春の黄色い花も美しいが秋の赤い実もいい。
きっとこれを書いている今はもう花弁を開いているに違いない
2018年3月6日 東京都 ユリ目ユリ科 カタクリ、キジカクシ目ヒガンバナ科 キツネノカミソリ、キジカクシ目ラン科 シュンラン、ミズキ目ミズキ科 サンシュユ
実の淡い桃色と種のビビットな赤が印象的 マユミ [植物]
秋も深まり雑木林が様々な色に染まり見ていて楽しい季節になって来た。
そんな中、林縁でこの色の組み合わせはいつも心を和ませてくれる。
裂開した淡い桃色の実、中から顔をのぞかせたビビットな艶のある赤い種は「マユミ」。
柔らかそうで優しそうな実の中から見える真逆な種の組み合わせは、この時期林縁でとても目を惹く。
色変わりしないなら、このまま持ち帰ってずっと飾っていたいと思うのだがそうもいかない。
今しか見られないからいいのかも・・・。
今の時期のマユミには、ミノウスバの他に「キバラヘリカメムシ」も見られるが、このところまだ未確認だ。
以前に撮ったマユミの実とのツーショット。
2015年、2017年11月13日 東京都 ニシキギ目ニシキギ科 マユミ、カメムシ目ヘリカメムシ科 キバラヘリカメムシ
そんな中、林縁でこの色の組み合わせはいつも心を和ませてくれる。
裂開した淡い桃色の実、中から顔をのぞかせたビビットな艶のある赤い種は「マユミ」。
柔らかそうで優しそうな実の中から見える真逆な種の組み合わせは、この時期林縁でとても目を惹く。
色変わりしないなら、このまま持ち帰ってずっと飾っていたいと思うのだがそうもいかない。
今しか見られないからいいのかも・・・。
今の時期のマユミには、ミノウスバの他に「キバラヘリカメムシ」も見られるが、このところまだ未確認だ。
以前に撮ったマユミの実とのツーショット。
2015年、2017年11月13日 東京都 ニシキギ目ニシキギ科 マユミ、カメムシ目ヘリカメムシ科 キバラヘリカメムシ