久しぶりの野川 [自然]
今日は休みで久しぶりにちょっと訳あって野川へ。
野川は古多摩川が削ってできた河岸段丘からの湧水の流れを集めた川で、東京都国分寺市に端を発し国分寺崖線に沿って約20km流れて多摩川にそそぐ。
崖線は名の通り崖となっていて、高度成長期時代から開発を免れ今でも周辺には多くの自然が残っている。
今日は平日なので川に人の姿は見られなかったが、休みには子供たちが川に入って遊ぶ姿があちこちで見られる。
湧水が起源なので、水は透き通って水底が見える。
下水道が整備された今でも、時折石鹸のような泡が流れているのでどこからか排水が流れ込んでいるのだろう。
今日はそんな光景は見られなかった。
オイカワあたりか、あちこちで影が。
川岸にフジバカマの群落がる。
昔ここで仕事をしていた頃には簡易にスズランテープで囲まれていたのだが、今日見たらロープの保護柵で囲われていて以前より群落も大きくなっていた。ある方がこの群落の保護に尽力されていたのが今につながっている。
フジバカマの花にはアサギマダラが集まるので、いないか見ていると変な姿勢の「キタテハ」がいた。
思った通り「アズチグモ」に捕まっていた。
キタテハはまだしきりに動いていたので捕まったばかりのようだった。
ここの常連「コサギ」に会うことが出来た。
野川は古多摩川が削ってできた河岸段丘からの湧水の流れを集めた川で、東京都国分寺市に端を発し国分寺崖線に沿って約20km流れて多摩川にそそぐ。
崖線は名の通り崖となっていて、高度成長期時代から開発を免れ今でも周辺には多くの自然が残っている。
今日は平日なので川に人の姿は見られなかったが、休みには子供たちが川に入って遊ぶ姿があちこちで見られる。
湧水が起源なので、水は透き通って水底が見える。
下水道が整備された今でも、時折石鹸のような泡が流れているのでどこからか排水が流れ込んでいるのだろう。
今日はそんな光景は見られなかった。
オイカワあたりか、あちこちで影が。
川岸にフジバカマの群落がる。
昔ここで仕事をしていた頃には簡易にスズランテープで囲まれていたのだが、今日見たらロープの保護柵で囲われていて以前より群落も大きくなっていた。ある方がこの群落の保護に尽力されていたのが今につながっている。
フジバカマの花にはアサギマダラが集まるので、いないか見ていると変な姿勢の「キタテハ」がいた。
思った通り「アズチグモ」に捕まっていた。
キタテハはまだしきりに動いていたので捕まったばかりのようだった。
ここの常連「コサギ」に会うことが出来た。
都立野川公園の自然観察園を歩いてみた。
数年前に入り口は見違えるようにきれいに改修された。
元来、武蔵野で見られる野草を展示することで作られたが、今では様々な野草の見本園のようになっている。
わざわざ遠くへ行かなくても、ここに来れば見ることが出来る希少な植物が多く植えられている。
この日見られた花は、キツリフネ、カリガネソウ、フジバカマ、アキカラマツ、シュウカイドウ他、これから見頃がヒガンバナ。
ちょうど今が見頃なのが「シロバナマンジュシャゲ」だ。
ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種と言われている。
例年開花はヒガンバナより少し早い。
一方のヒガンバナは開花している花も少しあるがまだこれから。
これから多くの方がヒガンバナ目当に訪れる。
ここで見られるクツワムシやヒメクダマキモドキを探したが、残念ながら見つからず。
今年初見のササキリの成虫を見つけた。
つぶらな瞳が可愛かった。
2018年9月13日 東京都 クモ目カニグモ科 アズチグモ、チョウ目タテハチョウ科 キタテハ、キジカクシ目ヒガンバナ科シロバナマンジュシャゲ、ヒガンバナ、バッタ目キリギリス科 ササキリ
夜のススキ原 [自然]
夜のススキ原っぱ 虫たちはどうしているだろうか?
探して見た。
低い草やススキの葉上のあちこちで眠っているであろう「ヤマトシジミ」たち。
光を当てると翅に反射してよく目立った。
眠っている時、チョウは触角をどうしているのだろうか?
どのチョウも、前に伸ばして垂らし気味だった。
クワの木の3mほどの高さの枝に「サトクダマキモドキ」がいた。
クダマキとはクツワムシの事でそれに似ているのでこの名がある。
こちらは樹上生活者で生態も分類の科も異なる。
ススキの根元には「セスジツユムシ」のオス。
毎年見るのはメスばかりで、オスはなかなか見つけられないでいたので嬉しい。
初めはチッ・チッ・チッ♪続いてジキ・ジキ・ジキ・ジキ♪と鳴くが、この夜は一度も声を聞くことがなかった。
耳、大丈夫かな?と心配・・・
ススキの葉上に「コバネイナゴ」。
こちらには大きな「ショウリョウバッタ」のメスがいた。
細い葉の上は不安定に思えるが、他にも同じようにとまっているものがいる事からここが良いのだろう。
葉裏には「アカハネナガウンカ」。
昼間は白い眼が黒っぽくなっていて、血ぃ吸われそうな感じで怖い。
印象的な面白い顔ではなくなっていた。
仲良く並ぶ「タテスジグンバイウンカ」の姿も。
この日はストロボ2灯でと思っていたが、外付けストロボの電池を忘れ内蔵ストロボのみとなってしまいちょっと残念だった。
皆少し暗めに撮影している。
2018年8月30日 埼玉県(丘陵外) チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、バッタ目ツユムシ科 サトクダマキモドキ、セスジツユムシ、バッタ科 コバネイナゴ、ショウリョウバッタ、カメムシ目ハネナガウンカ科 アカハネナガウンカ、グンバイウンカ科 タテスジグンバイウンカ
探して見た。
低い草やススキの葉上のあちこちで眠っているであろう「ヤマトシジミ」たち。
光を当てると翅に反射してよく目立った。
眠っている時、チョウは触角をどうしているのだろうか?
どのチョウも、前に伸ばして垂らし気味だった。
クワの木の3mほどの高さの枝に「サトクダマキモドキ」がいた。
クダマキとはクツワムシの事でそれに似ているのでこの名がある。
こちらは樹上生活者で生態も分類の科も異なる。
ススキの根元には「セスジツユムシ」のオス。
毎年見るのはメスばかりで、オスはなかなか見つけられないでいたので嬉しい。
初めはチッ・チッ・チッ♪続いてジキ・ジキ・ジキ・ジキ♪と鳴くが、この夜は一度も声を聞くことがなかった。
耳、大丈夫かな?と心配・・・
ススキの葉上に「コバネイナゴ」。
こちらには大きな「ショウリョウバッタ」のメスがいた。
細い葉の上は不安定に思えるが、他にも同じようにとまっているものがいる事からここが良いのだろう。
葉裏には「アカハネナガウンカ」。
昼間は白い眼が黒っぽくなっていて、血ぃ吸われそうな感じで怖い。
印象的な面白い顔ではなくなっていた。
仲良く並ぶ「タテスジグンバイウンカ」の姿も。
この日はストロボ2灯でと思っていたが、外付けストロボの電池を忘れ内蔵ストロボのみとなってしまいちょっと残念だった。
皆少し暗めに撮影している。
2018年8月30日 埼玉県(丘陵外) チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、バッタ目ツユムシ科 サトクダマキモドキ、セスジツユムシ、バッタ科 コバネイナゴ、ショウリョウバッタ、カメムシ目ハネナガウンカ科 アカハネナガウンカ、グンバイウンカ科 タテスジグンバイウンカ
ススキの住人2 [自然]
アカハネナガウンカの他にススキで見つけた虫たち。
根元の葉裏に沿ってピタッととまっていたバッタの仲間。
ツユムシ類かと思ったが、わからず虫の師匠であるスタッフに聞いて見ると後脚に棘があるので「ウマオイ」の幼虫との事。
なるほど拡大すると棘があり、悪そうな眼は確かにウマオイだ。
さすがです!
場所柄恐らく「ハヤシノウマオイ」に違いない。
葉上に凄い存在感と見た目グロテスクな幼虫を見つけた。
見るからに危険そうないでたちはイラガの仲間であるとは思ったが、調べるとやはり「ナシイラガ」の幼虫だった。
食餌植物はナシやクヌギ、サクラなどでススキの記述は見つからないが、モリモリ食べていた。
葉に大きな食痕があったのでひっくり返してみるといたのは「クロコノマチョウ」の幼虫。
根元の葉裏に沿ってピタッととまっていたバッタの仲間。
ツユムシ類かと思ったが、わからず虫の師匠であるスタッフに聞いて見ると後脚に棘があるので「ウマオイ」の幼虫との事。
なるほど拡大すると棘があり、悪そうな眼は確かにウマオイだ。
さすがです!
場所柄恐らく「ハヤシノウマオイ」に違いない。
葉上に凄い存在感と見た目グロテスクな幼虫を見つけた。
見るからに危険そうないでたちはイラガの仲間であるとは思ったが、調べるとやはり「ナシイラガ」の幼虫だった。
食餌植物はナシやクヌギ、サクラなどでススキの記述は見つからないが、モリモリ食べていた。
葉に大きな食痕があったのでひっくり返してみるといたのは「クロコノマチョウ」の幼虫。
おおっ!久しぶり!!
ススキの常連だが、いつものfieldでは成虫、幼虫共に未確認で今シーズン初めて見た。
このウサギ顔が愛らしい。
探すとあちこちの葉裏で見つかる。
もう少しすると、ここでは成虫が多く見られるかもしれない。
ただし、森の忍者だけに鍛錬された見つける目が必要である。
2018年7月26日 埼玉県(丘陵外) バッタ目キリギリス科 ハヤシノウマオイ幼虫、チョウ目イラガ科 ナシイラガ幼虫、タテハチョウ科 クロコノマチョウ幼虫
ススキの常連だが、いつものfieldでは成虫、幼虫共に未確認で今シーズン初めて見た。
このウサギ顔が愛らしい。
探すとあちこちの葉裏で見つかる。
もう少しすると、ここでは成虫が多く見られるかもしれない。
ただし、森の忍者だけに鍛錬された見つける目が必要である。
2018年7月26日 埼玉県(丘陵外) バッタ目キリギリス科 ハヤシノウマオイ幼虫、チョウ目イラガ科 ナシイラガ幼虫、タテハチョウ科 クロコノマチョウ幼虫
雑木林の掃除屋たち [自然]
6月6日の今日、関東も梅雨入りし一日雨模様だった。
晴れ間が待ち遠しい季節になった。
先週の雨上がりに見つけたナメクジ、今頃喜んでいるのだろう。
足元には「オオヒラタシデムシ」。
地面を歩き回って主にミミズや生きものの死体などを好んで食べるシデムシの仲間で、森の掃除屋、スカベンジャーと呼ばれ雑木林では重要な役割を担っている。
同じ種で地域によって飛ぶものと飛べないものがいる事はとても興味深い。
翅の下の腹部上面はとてもきれいな青色なのだが、なかなか見る事は出来ない。
草の上にとまっていたのは「ヤマトシリアゲ」のメス。
こちらも主に死んだ虫を餌とする掃除屋さんだ。
弱って死にかけた虫やクモの巣にかかった虫を食べているところを見掛けるが、元気なものに襲い掛かり捕食することはないと思っている。
オスは腹部先端にハサミを持ちサソリのようにあげている事から名が付いたのだろう。
年に2回発生し、夏以降に見られる個体は体がベッコウ色をしていてまるで別種のようだ。
2018年5月31日 埼玉県 コウチュウ目シデムシ科 オオヒラタシデムシ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ
晴れ間が待ち遠しい季節になった。
先週の雨上がりに見つけたナメクジ、今頃喜んでいるのだろう。
足元には「オオヒラタシデムシ」。
地面を歩き回って主にミミズや生きものの死体などを好んで食べるシデムシの仲間で、森の掃除屋、スカベンジャーと呼ばれ雑木林では重要な役割を担っている。
同じ種で地域によって飛ぶものと飛べないものがいる事はとても興味深い。
翅の下の腹部上面はとてもきれいな青色なのだが、なかなか見る事は出来ない。
草の上にとまっていたのは「ヤマトシリアゲ」のメス。
こちらも主に死んだ虫を餌とする掃除屋さんだ。
弱って死にかけた虫やクモの巣にかかった虫を食べているところを見掛けるが、元気なものに襲い掛かり捕食することはないと思っている。
オスは腹部先端にハサミを持ちサソリのようにあげている事から名が付いたのだろう。
年に2回発生し、夏以降に見られる個体は体がベッコウ色をしていてまるで別種のようだ。
2018年5月31日 埼玉県 コウチュウ目シデムシ科 オオヒラタシデムシ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ
いつものfieldも「虫目で歩けば」! [自然]
先日、my fieldに虫を探す虫目のスペシャリストのお二人をお迎えしてご一緒させていただいた。
今回2度目にお越しいただいたフォトエッセイストで「どんどん虫が見つかる本」の著者鈴木海花さんとかがくのとも「うんちみたいなむしがいた」をはじめ虫を題材にした絵本作家・イラストレーターの伊藤知紗さん。
朝から雨が降るあいにくの天候だったが、fieldに着いた頃には雨もほぼあがっていた。
海花さん曰く、私晴れ女だから、実は僕も晴れ男なんです のお蔭だろうか?
早速、海花さんの目に付いたオニグルミをチェック。
普段オニグルミは見過ごしていたが、見てみるとたくさんの小さな虫たちが見つかった。
中でも異様ないでたちのシャチホコガの仲間のまだ小さな幼虫。
後で海花さんから「バイバラシロシャチホコ」と教えていただいた。
すぐ隣の葉には体に白い綿を纏った幼虫。
アゲハモドキのようだが調べると「クルミマルハバチ」かな。
残念ながらあのハバチ幼虫独特の可愛い顔を撮り損ねたので、近いうちにリベンジしたい。
その形からグンバイの仲間、名前はそのまま「クルミグンバイ」。
1本のオニグルミにも色々な虫がいるものだ。
定点観察しているイチモンジチョウの蛹をご紹介。
この頃からまたポツポツと雨が・・・・。
日本手拭いが大好きとおっしゃる知紗さんはさっと頭に手拭いを!かっこいい
林縁でアオシャクの仲間を見つけた。
観察していたキマエアオシャクかと思ったが、「スジモンツバメアオシャク」かな?
薄緑色がとても美しかった。
竹の柵の下で知紗さんが見つけた蛹。
時期的にヒオドシチョウだと思ったがちょっと違うと調べたら「キタテハ」だった。
成虫越冬で幼虫の食草のカナムグラはほとんど生育していないと思うのだが・・・。
お二人の虫目をじっくり勉強させていただいた楽しい時間はあっという間だった。
今回2度目にお越しいただいたフォトエッセイストで「どんどん虫が見つかる本」の著者鈴木海花さんとかがくのとも「うんちみたいなむしがいた」をはじめ虫を題材にした絵本作家・イラストレーターの伊藤知紗さん。
朝から雨が降るあいにくの天候だったが、fieldに着いた頃には雨もほぼあがっていた。
海花さん曰く、私晴れ女だから、実は僕も晴れ男なんです のお蔭だろうか?
早速、海花さんの目に付いたオニグルミをチェック。
普段オニグルミは見過ごしていたが、見てみるとたくさんの小さな虫たちが見つかった。
中でも異様ないでたちのシャチホコガの仲間のまだ小さな幼虫。
後で海花さんから「バイバラシロシャチホコ」と教えていただいた。
すぐ隣の葉には体に白い綿を纏った幼虫。
アゲハモドキのようだが調べると「クルミマルハバチ」かな。
残念ながらあのハバチ幼虫独特の可愛い顔を撮り損ねたので、近いうちにリベンジしたい。
その形からグンバイの仲間、名前はそのまま「クルミグンバイ」。
1本のオニグルミにも色々な虫がいるものだ。
定点観察しているイチモンジチョウの蛹をご紹介。
この頃からまたポツポツと雨が・・・・。
日本手拭いが大好きとおっしゃる知紗さんはさっと頭に手拭いを!かっこいい
林縁でアオシャクの仲間を見つけた。
観察していたキマエアオシャクかと思ったが、「スジモンツバメアオシャク」かな?
薄緑色がとても美しかった。
竹の柵の下で知紗さんが見つけた蛹。
時期的にヒオドシチョウだと思ったがちょっと違うと調べたら「キタテハ」だった。
成虫越冬で幼虫の食草のカナムグラはほとんど生育していないと思うのだが・・・。
お二人の虫目をじっくり勉強させていただいた楽しい時間はあっという間だった。
この頃には、空には青空が。
お二人が帰られた後、私の残った谷戸はひどい土砂降りの雨となった。
やはり、晴れ女のお蔭だったよう・・・・・・。
お二人のblogでぜひ虫目の極意を!
鈴木海花さん 「虫目で歩けば」
台風の去った後で [自然]
台風が去った後歩いていると、道にアズマヒキガエルを見つけた。
大雨が降ったので待ってましたとばかりに現れたか?
きりりとした眼とへの字に曲がった口、どっしり構えたその姿が何とも凛々しく頼もしい。
雨水で浸水した場所にはムカデ。
何故か葉の上で休憩中?
落ちている葉が大きなトチノキなので小さく見えるが、これでも20cm近くある。
少し見ていたら、ムカデが泳いだ!
漢字で百足とも書くムカデだが、そのたくさんの脚をうまく使い体をくねらせて巧みに泳いでいたのには驚いた。
台風が来るのは色々な意味でとても嫌だが、こんな光景に出会えるのは救いだろう。
2017年10月13日 東京都 無尾目ヒキガエル科 アズマヒキガエル、オオムカデ目オオムカデ科 ムカデ.sp
大雨が降ったので待ってましたとばかりに現れたか?
きりりとした眼とへの字に曲がった口、どっしり構えたその姿が何とも凛々しく頼もしい。
雨水で浸水した場所にはムカデ。
何故か葉の上で休憩中?
落ちている葉が大きなトチノキなので小さく見えるが、これでも20cm近くある。
少し見ていたら、ムカデが泳いだ!
漢字で百足とも書くムカデだが、そのたくさんの脚をうまく使い体をくねらせて巧みに泳いでいたのには驚いた。
台風が来るのは色々な意味でとても嫌だが、こんな光景に出会えるのは救いだろう。
2017年10月13日 東京都 無尾目ヒキガエル科 アズマヒキガエル、オオムカデ目オオムカデ科 ムカデ.sp
それぞれの距離感 [自然]
見たいものはそう簡単には見つからない・・・ [自然]
相変わらずチョウセンカマキリを探しているが見つからない。
この日も田んぼ脇を見て歩いたが、このところよく見る「メスグロヒョウモン」のメスが同じ場所で止まっては飛びを繰り返していた。ヒョウモンチョウの中でこの色彩は他に類を見ないのでつい目を惹く。
目先を変えてちょっと林内に入って見たら、小さなトンボが目の前を舞った。
アカネの仲間で探しているのがマイコアカネだ。
もう何年、丘陵で見ていないだろうか?
淡い期待をしたが、やはり残念ながら「マユタテアカネ」のメス。
マイコの翅先には斑が無いので、止まれば即判別は可能だった。
この日見つけたカマキリはこの「コカマキリ」だけだった。
ファイティングポーズや独特のカマの模様は見せてくれなかったが、ちゃっかりカメラ目線。
とりあえず、ありがとう!
探し物はそう簡単には見つからない。
だから楽しいのかも!
2017年9月27日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ
この日も田んぼ脇を見て歩いたが、このところよく見る「メスグロヒョウモン」のメスが同じ場所で止まっては飛びを繰り返していた。ヒョウモンチョウの中でこの色彩は他に類を見ないのでつい目を惹く。
目先を変えてちょっと林内に入って見たら、小さなトンボが目の前を舞った。
アカネの仲間で探しているのがマイコアカネだ。
もう何年、丘陵で見ていないだろうか?
淡い期待をしたが、やはり残念ながら「マユタテアカネ」のメス。
マイコの翅先には斑が無いので、止まれば即判別は可能だった。
この日見つけたカマキリはこの「コカマキリ」だけだった。
ファイティングポーズや独特のカマの模様は見せてくれなかったが、ちゃっかりカメラ目線。
とりあえず、ありがとう!
探し物はそう簡単には見つからない。
だから楽しいのかも!
2017年9月27日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ
自然の総天然色、ハナオチバタケ、ツクツクボウシ [自然]
このところ不安定な天候が続いている。
今はようやくおさまったが、先ほどまで俗に言うゲリラ豪雨だろうか。
警報も出ていたようで凄まじい雨。
もう雨はたくさんなのだが・・・。
今はようやくおさまったが、先ほどまで俗に言うゲリラ豪雨だろうか。
警報も出ていたようで凄まじい雨。
もう雨はたくさんなのだが・・・。
夏の長雨のお蔭でキノコたちは元気がいい!
毎年見つけるのを楽しみにしているピンク色の「ハナオチバタケ」を今日ようやく見つけた。
ピンク色というより明るい紫色だろうか。ひょろっと伸びた軸に大きな傘が可愛い。
鮮度が命なので、いい時に出えた!!
セミの鳴き声もミンミンゼミとアブラゼミがMAX、ニイニイゼミが減っていよいよ夏の終わりを告げるツクツクボウシが増えてきた。
落ちた不安定な枯れ枝の先で羽化していた「ツクツクボウシ」。
既に翅は伸びていた。
触れば壊れそう、ガラス細工のような脚や半透明の翅、それを縁取る淡いエメラルドグリーンは自然が作り出した天然色の造形美。
人間は何でも作り出せるが、これら刻々と変化する形、生きている色やグラデーションはやはりfieldでしか見られない楽しみだろう!
ん~、共に見ていて癒された。
2017年8月19日 東京都 ハラタケ目キシメジ科 ハナオチバタケ、カメムシ目セミ科 ツクツクボウシ
毎年見つけるのを楽しみにしているピンク色の「ハナオチバタケ」を今日ようやく見つけた。
ピンク色というより明るい紫色だろうか。ひょろっと伸びた軸に大きな傘が可愛い。
鮮度が命なので、いい時に出えた!!
セミの鳴き声もミンミンゼミとアブラゼミがMAX、ニイニイゼミが減っていよいよ夏の終わりを告げるツクツクボウシが増えてきた。
落ちた不安定な枯れ枝の先で羽化していた「ツクツクボウシ」。
既に翅は伸びていた。
触れば壊れそう、ガラス細工のような脚や半透明の翅、それを縁取る淡いエメラルドグリーンは自然が作り出した天然色の造形美。
人間は何でも作り出せるが、これら刻々と変化する形、生きている色やグラデーションはやはりfieldでしか見られない楽しみだろう!
ん~、共に見ていて癒された。
2017年8月19日 東京都 ハラタケ目キシメジ科 ハナオチバタケ、カメムシ目セミ科 ツクツクボウシ
樹液の下では悲惨な光景が・・・ [自然]
クワガタやオオムラサキを探してコナラやクヌギの樹液が出ている木を回っていると、足元に目が釘付けになった。
そこにいたのは昼間はなかなかお目にかかれない「ミヤマカミキリ」、しかしそれは無残な姿だった。
腹部が無く小さなアリたちが集まっていた。
辺りには別の個体も。
こんな姿になってもまだ生きていて、脚や触角が動いていた。
頭の前で合わせた動く脚がまるでお経を唱えているように見えるのは私が人間だからかだろう。
すぐそばには「モンスズメバチ」の亡骸があり緑色の輝きが美しいハエがやって来ていた。
カミキリムシの中でも大きなミヤマカミキリや毒針を持つスズメバチをも手にかけるものとは・・・。
恐らくカラスに違いない。
アオバズクの仕業も否定は出来ないが、ここで鳴き声を聞いたことが無いので可能性は薄いか。
別のコナラの下では腹部を失った「カブトムシ」のメスが蠢いていた。
体をなくしても動いているのにはちょっとゾンビ的で怖い感がある。
今の時期モンスズメバチはよく見かけるが、普段なかなか見られない虫たちとこんな形で出逢うことは少なからずショックだ。
自然界の厳しさを改めて感じながらも、その現場を犯人を一度は見てみたい。
2017年7月21日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ミヤマカミキリ、コガネムシ科カブトムシ、ハチ目スズメバチ科 モンスズメバチ
そこにいたのは昼間はなかなかお目にかかれない「ミヤマカミキリ」、しかしそれは無残な姿だった。
腹部が無く小さなアリたちが集まっていた。
辺りには別の個体も。
こんな姿になってもまだ生きていて、脚や触角が動いていた。
頭の前で合わせた動く脚がまるでお経を唱えているように見えるのは私が人間だからかだろう。
すぐそばには「モンスズメバチ」の亡骸があり緑色の輝きが美しいハエがやって来ていた。
カミキリムシの中でも大きなミヤマカミキリや毒針を持つスズメバチをも手にかけるものとは・・・。
恐らくカラスに違いない。
アオバズクの仕業も否定は出来ないが、ここで鳴き声を聞いたことが無いので可能性は薄いか。
別のコナラの下では腹部を失った「カブトムシ」のメスが蠢いていた。
体をなくしても動いているのにはちょっとゾンビ的で怖い感がある。
今の時期モンスズメバチはよく見かけるが、普段なかなか見られない虫たちとこんな形で出逢うことは少なからずショックだ。
自然界の厳しさを改めて感じながらも、その現場を犯人を一度は見てみたい。
2017年7月21日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ミヤマカミキリ、コガネムシ科カブトムシ、ハチ目スズメバチ科 モンスズメバチ