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頑張れ! ハクセキレイ [鳥類]

今月初旬に片足が悪い「ハクセキレイ」がいるとの情報があった。
その場所に行ってみると確かに。
左足を上げて右足だけで立っていた。
ハクセキレイ0408-1.JPG



















ハクセキレイはいつもコンビニの駐車場でよく見かけるのでコンビニの鳥と名付けていたが、そこでも何度か片足の指が無い個体や今回のものと同じような個体を見かけたことがあった。
コンビニでは飛ぶというよりチョコチョコチョコッと素早く歩くさまが可愛い鳥だ。
ハクセキレイ0408-2.JPG



















この個体は左足が地面に着けないようで片足で跳んでは進んでいた。
ハクセキレイ0408-3.JPG



















撮った写真を見ると、左足の指の付け根に腫瘍の様なものが出来て指もぎゅっと縮まっていた。
これでは指が開かず足を着けられないだろう。
傷から細菌が入ったのか、それとも何らかの病気なのか。
顏の周りの毛も乱れていて良い状態ではないように見える。
この1週間後の15日もまだ確認されている。
生死にかかわる状態だが、過去に片足の指の無いハクセキレイが元気に餌を探しているのをコンビニで何度も見ているので辛いだろうが頑張って欲しい!
ハクセキレイ0408-4.JPG



















2023年4月16日 東京都 スズメ目セキレイ科 ハクセキレイ

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今日の居残り蛾たち [チョウ目]

今日は朝から雨で気温も上がらず肌寒い一日だった。
夜通し灯りが付いているトイレを回った。
少し大きめのシックな蛾が壁にいた。

ん~見たことがあるような無いような?
思い当たらないので調べると「オオトビスジエダシャク」のよう。
2年前の4月初旬にもこの場所で出会っていた。
オオトビスジエダシャク0415.JPG



















すぐ横には小さな黄色い蛾。
何ドクガだっけ?
翅にゴマをふったような「ゴマフリドクガ」。
ドクガの仲間には毒の無い種もいるが、これは有毒と言われている。
ゴマフリドクガ0415.JPG



















別のトイレの桟にいた比較的大きなお洒落なシャチホコガ。
これは見覚えがあるように思うが思い出せないと思ったら初認だった。
スズキシャチホコ0415-1.JPG



















幼虫の食樹はコナラなどの「スズキシャチホコ」。
色もデザインも奇麗で秀逸!
スズキシャチホコ0415-2.JPG



















こちらは地味な「クロテンヨトウ」。
幼虫の食草は不明なようだ。
クロテンヨトウ0415.JPG



















帰り道、落ちていた木の枝に躓いたと思ったら「アズマヒキガエル」だった。
雨で出てきたのだろうが、危ない危ない。
踏んづけるところだった・・・
アズマヒキガエル0415.JPG



















2023年4月15日 東京都 チョウ目シャクガ科 オオトビスジエダシャク、ドクガ科 ゴマフリドクガ、シャチホコガ科 スズキシャチホコ、ヤガ科 クロテンヨトウ、無尾目ヒキガエル科 アズマヒキガエル

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スズメバチの女王たちが樹液に集まる [ハチ目]

ナラ枯れの枯れきっていないコナラの幹の樹液にスズメバチたちの女王が集まっていた。
「オオスズメバチ」と「コガタスズメバチ」がいたがコガタは飛び去り写真はすべてオオスズメバチだ。
越冬を終えてこれからまず一匹で巣作りを始めるために、栄養を蓄えなければならないだろう。
オオスズメバチ0414-1.JPG



















この近くには同じようにナラ枯れのコナラが樹液を出していたのだが、なぜかこの木だけに集まっていたのはどんな理由があるのだろうか?
不思議だ。
オオスズメバチ0414-2.JPG



















2023年4月14日 東京都 ハチ目スズメバチ科 オオスズメバチ

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春の日 [季節]

「フデリンドウ」が咲いていた。
ここのフデリンドウは数年前に花を確認した後見つけられないでいたのだが、今年2株が花をつけていた。
フデリンドウ0407.JPG



















明るい林内で咲いていた「クチナシグサ」。
クチナシグサ0407.JPG



















コナラの根元に咲いていた「チゴユリ」。
周りはチゴユリの群落だった。
チゴユリ0407.JPG



















葉が出たムラサキシキブの葉上で「イチモンジカメノコハムシ」を見つけた。
少し前から姿を見ていたが、成虫越冬で暖かさで姿を現したのだろう。
イチモンジカメノコハムシ0413.JPG



















2023年4月7日 東京都 リンドウ目リンドウ科 フデリンドウ、シソ目ハマウツボ科 クチナシグサ、ユリ目ユリ科 チゴユリ、コウチュウ目ハムシ科 イチモンジカメノコハムシ

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山は春色のパッチワーク サシバも来た! [季節]

一昨日、埼玉県西部の小鹿野町へ行った。
春が進んだ山は、咲き終わりのサクラや芽吹いた広葉樹の様々な色が鮮やかだった。
山景色0410-1.JPG



















眺めているだけでも心が安らぐいい景色!
山景色0410-2.JPG





























近くから「ホオジロ」の囀りが聞こえてきた。
よく言われている聞きなしでは、一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)だがそうは聞こえず。特徴的ではあるので他の種と間違えることは無いだろうが。
電線にはNHK、FURUKAWAの文字。NHK用途の2020年に作られた古川電工製の電線だろう。
ホオジロ0410.JPG



















空からピックイー♪という鳴き声が聞かれ、2羽の「サシバ」が舞っていた。
南からやって来る夏鳥でここでの営巣が確認されている。
今年も楽しみだ!
サシバ0410.JPG



















西陽に照らされて淡い黄金色に輝いていたのは、コナラみたい。
春本番の山はまさに春色のパッチワークで本当に美しい。
山景色0410-3.JPG



















2023年4月10日 埼玉県小鹿野町(丘陵外) スズメ目ホオジロ科 ホオジロ、タカ目タカ科 サシバ

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コオロギを狩る コオロギバチの仲間 [ハチ目]

先日、荒川河川敷の畑の脇の足元でちっちゃな黒い虫がピョンピョン跳ねるように歩いていた。
何々?
止まったのでじっくり見て見ると、黒っぽいハチだった。
ヒメコオロギバチ0406-1.JPG



















ん~、何かを持っているような・・・
体の下に脚が見えた。
どうやらコオロギの幼虫のようで、コオロギを専門に狩る狩りバチの仲間だった。
翅の色などから「ヒメコオロギバチ」か?
ヒメコオロギバチ0406-2.JPG



















自分の体と同じくらいの大きさの獲物を引っ張っていたから、ちょっと飛んで歩いてちょっと飛んで歩いてを繰り返していたので跳ねているように見えたのだろう。
このコオロギの幼虫は恐らく麻酔で動けない状態で、幼虫の餌になると思われる。
ずっと後を追ったが、耕された畑の中に入ってどんどん進んで見えなくなってしまった。
狩りバチの仲間は多くが土中に穴を掘って巣を作るが、遠くから大きな獲物を抱えてどうやって自分の巣のありかを覚えているのだろうかといつも不思議に思う。
ヒメコオロギバチ0406-3.JPG



















2023年4月6日 埼玉県(丘陵外) ハチ目ギングチバチ科 ヒメコオロギバチ?

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タマカン開花とアシブトチズモンアオシャク [チョウ目]

東京都でタマカンと言えば、都の自然環境や生き物保全の担当である東京都多摩環境事務所を思い浮かべる方も多いだろうが、今日のタマカンは「タマノカンアオイ」だ。
名の通り多摩丘陵では比較的見られるそうだがそれでも絶滅危惧種に指定されていて、ここ狭山丘陵では非常にレアで私のfieldでは知る限り数株しかない。カンアオイ(カントウカンアオイ)はあちこちに多く見られるのだが。

そろそろかなぁと見に行ってみたら葉の隙間から大きな花が見えていた。
この株は数年前に盗掘にあったのだが、株を少し残してくれたお陰で今でも命を繋いでいる。
根こそぎ持っていかれなかったのは有り難いが、それを有難いというのも違うなぁと・・・。
タマノカンアオイ0408-1.JPG




















タマノカンアオイ0408-2.JPG



















夜通し灯りが付いているトイレになかなか地味な翅の居残り蛾がいた。
ん~、これはヤガ科あたりかと思いながらも種がわからない。
時間のある時に調べよう。
不明蛾0408.JPG



















同じく灯りが付いているトイレに行ってみると壁に、おおっ!
アオシャクの中でもお気に入りの一種、「アシブトチズモンアオシャク」がいた。
アオシャクは薄い水色の翅が多い中、濃い黄緑色に外側が褐色でとても美しいデザインのアオシャクだ。
調べると前に見たのは2018年なので5年ぶりの再会。
幼虫の食草はテイカカズラのようで丘陵には多く見られるが、この蛾に出会う機会は少ない。
アシブトチズモンアオシャク0408.JPG



















2023年4月8日 東京都 コショウ目ウマノスズクサ科 タマノカンアオイ、チョウ目シャクガ科 アシブトチズモンアオシャク

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今年の春は一歩先に [季節]

今年は早春の気温が高かったせいか、花の開花が早い。
初夏の花の「ミズキ」がもう蕾をつけていた。
他にもエゴノキやカマツカなども。
ミズキ0402.JPG



















3月18日に蕾を確認した「ウワミズザクラ」が咲き始めた。

まだ、ソメイヨシノが咲いているのに・・・。
ウワミズザクラ0402.JPG



















ここの場所の「ウグイス」は毎春高い枝で奇麗なさえずりを聞かせてくれるが、なかなか姿が見られないでいた。
ようやく今年は、枝の隙間から鳴く姿が見られた。
囀りは谷戸に響き渡るピカ一だ。
ウグイス0402.JPG



















コナラの高い梢には渡りのために集まってきた「シメ」が。
ピチピチ♪という声でいるのがわかるが、なかなか姿が見つけられないのは僕だけだろうか?
シメ0402.JPG





























イロハモミジの葉上に「アカハネムシ」を見つけた。
色合わせ(^^)
アカハネムシ0402.JPG



















2023年4月2日 東京都

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今日の春のチョウたち [チョウ目]

今日は職場でチョウ類の調査だった。
20℃を超える暖かさでチョウたちの活性も高かった。
ミヤマセセリはもちろん、クロアゲハやコミスジが出たのには驚いた!
コミスジはちょっと早くない?
撮った写真は使えないので、過去に撮ったものから。

スプリングエフェメラルの一つ。
人気が高い「コツバメ」も1頭だけ見られた。
高速移動で結局写真には収められなかった。
コツバメ.JPG



















年に2回出現する「トラフシジミ」の春型は、前翅の白い線が美しい。
夏にも現れるが白色部分が淡い褐色になるので春型の方が人気がある。
共に翅表はコツバメ同様奇麗なblueだが、写すことはなかなか容易ではない。
トラフシジミ.JPG



















開けた場所でテリトリーを張っていたのは「ヒオドシチョウ」だ。
3頭がテリトリーをめぐって争っていた。
成虫越冬で産卵すると次世代に命を託して息絶える。
一方この春産み付けられた卵から初夏には成虫が現れるが、夏眠に入りめったにお目にかかれない。
次に姿を見るのは来年の今頃だろう。
ヒオドシチョウ.JPG






















継続観察していた「アカボシゴマダラ」の越冬幼虫は、脱皮して恐らくの5齢となりエノキの若葉に紛れる色合いに変身した。この写真だけは今日のもの。
芽吹いたばかりのエノキの葉には赤い部分もあり、よくぞそこまで似せたなという生き物の不思議。それでも突然いなくなるのは、恐るべしその擬態を見破った鳥たちのしわざだろう。

仕事が終わって帰り際に、今日はエイプリルフールで何か嘘をつこうと思ったのだがと言われた。
全く気付かなかったが、なるほど。
最近、そういったことにも疎くなってしまった・・・
アカボシゴマダラ0401.JPG



















2023年4月1日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 コツバメ、トラフシジミ、タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、アカボシゴマダラ幼虫

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