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タマカン開花とアシブトチズモンアオシャク [チョウ目]

東京都でタマカンと言えば、都の自然環境や生き物保全の担当である東京都多摩環境事務所を思い浮かべる方も多いだろうが、今日のタマカンは「タマノカンアオイ」だ。
名の通り多摩丘陵では比較的見られるそうだがそれでも絶滅危惧種に指定されていて、ここ狭山丘陵では非常にレアで私のfieldでは知る限り数株しかない。カンアオイ(カントウカンアオイ)はあちこちに多く見られるのだが。

そろそろかなぁと見に行ってみたら葉の隙間から大きな花が見えていた。
この株は数年前に盗掘にあったのだが、株を少し残してくれたお陰で今でも命を繋いでいる。
根こそぎ持っていかれなかったのは有り難いが、それを有難いというのも違うなぁと・・・。
タマノカンアオイ0408-1.JPG




















タマノカンアオイ0408-2.JPG



















夜通し灯りが付いているトイレになかなか地味な翅の居残り蛾がいた。
ん~、これはヤガ科あたりかと思いながらも種がわからない。
時間のある時に調べよう。
不明蛾0408.JPG



















同じく灯りが付いているトイレに行ってみると壁に、おおっ!
アオシャクの中でもお気に入りの一種、「アシブトチズモンアオシャク」がいた。
アオシャクは薄い水色の翅が多い中、濃い黄緑色に外側が褐色でとても美しいデザインのアオシャクだ。
調べると前に見たのは2018年なので5年ぶりの再会。
幼虫の食草はテイカカズラのようで丘陵には多く見られるが、この蛾に出会う機会は少ない。
アシブトチズモンアオシャク0408.JPG



















2023年4月8日 東京都 コショウ目ウマノスズクサ科 タマノカンアオイ、チョウ目シャクガ科 アシブトチズモンアオシャク

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