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今日の春のチョウたち [チョウ目]

今日は職場でチョウ類の調査だった。
20℃を超える暖かさでチョウたちの活性も高かった。
ミヤマセセリはもちろん、クロアゲハやコミスジが出たのには驚いた!
コミスジはちょっと早くない?
撮った写真は使えないので、過去に撮ったものから。

スプリングエフェメラルの一つ。
人気が高い「コツバメ」も1頭だけ見られた。
高速移動で結局写真には収められなかった。
コツバメ.JPG



















年に2回出現する「トラフシジミ」の春型は、前翅の白い線が美しい。
夏にも現れるが白色部分が淡い褐色になるので春型の方が人気がある。
共に翅表はコツバメ同様奇麗なblueだが、写すことはなかなか容易ではない。
トラフシジミ.JPG



















開けた場所でテリトリーを張っていたのは「ヒオドシチョウ」だ。
3頭がテリトリーをめぐって争っていた。
成虫越冬で産卵すると次世代に命を託して息絶える。
一方この春産み付けられた卵から初夏には成虫が現れるが、夏眠に入りめったにお目にかかれない。
次に姿を見るのは来年の今頃だろう。
ヒオドシチョウ.JPG






















継続観察していた「アカボシゴマダラ」の越冬幼虫は、脱皮して恐らくの5齢となりエノキの若葉に紛れる色合いに変身した。この写真だけは今日のもの。
芽吹いたばかりのエノキの葉には赤い部分もあり、よくぞそこまで似せたなという生き物の不思議。それでも突然いなくなるのは、恐るべしその擬態を見破った鳥たちのしわざだろう。

仕事が終わって帰り際に、今日はエイプリルフールで何か嘘をつこうと思ったのだがと言われた。
全く気付かなかったが、なるほど。
最近、そういったことにも疎くなってしまった・・・
アカボシゴマダラ0401.JPG



















2023年4月1日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 コツバメ、トラフシジミ、タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、アカボシゴマダラ幼虫

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