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冬の観察対象 [季節]

冬枯れの谷戸でさて何をどこを探そうかと考えた時に、思いつくのはやはり越冬している虫を探すしやすい木の幹や枝先。
そんな枝先で毎年探すものの1つが「イラガ」の繭だ。
奇麗な楕円形で表面には白と茶色の模様がある。
この模様は同じものが2つと無い個体それぞれのオリジナル。
なので見付けたら写真を撮っている。
様々な模様のコレクションとして面白い被写体だ。
イラガ1203.JPG



















樹上性のカマキリ、「ハラビロカマキリ」の卵鞘も幹や枝先で見つかる。
近年fieldに侵入してきた外来種のムネアカハラビロカマキリの卵鞘は在来のハラビロとは異なる独特の形状なので、
ムネアカを駆逐するうえでもこの種の卵鞘の観察は今では重要だ。
ハラビロカマキリ1203.JPG



















真冬に草地のススキやオギなどの茎で「オオカマキリ」の卵鞘を探しているが、まずそれらの根元は探さないできた。ススキやオギの茎を見て無いなぁ、今年は少ないなどと思っていたが、昆虫写真家の新開孝さんのblogでススキの込み入った根本に産んでいる事が書かれていて目から鱗。
そんな場所に産んでいるとは思いもしなかったので、早速職場近くの刈られたススキの株を見て回ると早速見つかった。
なるほど、こんなところも観察のポイントなんだと気付かされたのだった。
オオカマキリ1107.JPG



















2021年11月7日、12月3日 東京都 チョウ目イラガ科 イラガ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、オオカマキリ

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