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早春の夜の雑木林 [チョウ目]

フユシャクを探しに夜回りに雑木林へ出かけてみた。
このところ暖かいので、寒さが堪えることがないのは有難い。
真っ暗な闇の中を灯りを頼りに歩いていると、林床からガサガサと大きな音がした。
これほどの大きな音を立てるのは、きっとタヌキに違いない。
さすがにちょっとびっくりするなぁ。

出逢いたいフユシャクはなかなか見つからないが、春に現れるキリガの仲間が多く見られた。
名前の通り翅が少し赤みがかった「アカバキリガ」。
黒い模様が特徴的。
アカバキリガ0313.JPG


















この種も最近よく見かける「シロヘリキリガ」。
シロヘリキリガ0313.JPG


















ポピュラーな春キリガ「カバキリガ」。
カバキリガ0315_1.jpg


















こちらもよく見られる「ブナキリガ」。
ブナキリガ0315_1.jpg


















名前にスモモとつくがバラ科、ブナ科など広食性の「スモモキリガ」。
スモモキリガ0315_1.jpg


















赤っぽい翅に黒点、「カシワオビキリガ」だろうか。
カシワオビキリガ0313.JPG


















死んだふりをするとまるで折れた枝のように見える「キバラモクメキリガ」。
こちらは成虫越冬だと思われる。
キバラモクメキリガ0315_1.jpg


















樹液にはたくさんのキリガたちが集まっている。
黒っぽい翅は「ハンノキリガ」。
これも成虫越冬のようだ。

3月の夜、まだ寒い雑木林で春キリガたちが樹液を求めた熱いバトルを繰り広げていた。
ハンノキリガ0313_1.jpg


















3月13-15日 東京都
チョウ目ヤガ科 アカバキリガ、シロヘリキリガ、カバキリガ、ブナキリガ、スモモキリガ、カシワオビキリガ、キバラモクベキリガ、ハンノキリガ
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