奄美大島昆虫観察ツアー その2 [昆虫観察ツアー]
ツアー2日目は泊まっていた名瀬の町から車で北へ。
途中、山肌が大きく削られて土砂を採掘している光景が目にとまり一体何なのだろうと話題になったが、どうやら辺野古の埋め立てのために採掘しているようだ。豊かな自然を破壊しそこで得たものでさらに自然を破壊することは何ともやりきれない。世界自然遺産に指定されたことでこのような愚行は無くなってくれるのだろうか?
そう思いたい!
着いた先は龍郷町の奄美自然観察の森。
ここで今回のターゲットの一つである虫を探す。
個人的には是非本土では見られないセミの姿と鳴き声を確認することも楽しみの一つだった。
まず、見つけたのは「オオシマゼミ」。
奄美大島、沖縄、久米島などに産し、ツクツクボウシの仲間で最大の種。
頭や胸の緑色が濃く、腹節の青色が美しかった。
図鑑の鳴き声はカンカンカンという金属的な音とあるので実際に聞いて見たかった。
鳴き終わりに連れ間隔が早くなっていくのはまるでウルトラマンのカラータイマーのようだ!
鳴き声はこちら。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
途中、山肌が大きく削られて土砂を採掘している光景が目にとまり一体何なのだろうと話題になったが、どうやら辺野古の埋め立てのために採掘しているようだ。豊かな自然を破壊しそこで得たものでさらに自然を破壊することは何ともやりきれない。世界自然遺産に指定されたことでこのような愚行は無くなってくれるのだろうか?
そう思いたい!
着いた先は龍郷町の奄美自然観察の森。
ここで今回のターゲットの一つである虫を探す。
個人的には是非本土では見られないセミの姿と鳴き声を確認することも楽しみの一つだった。
まず、見つけたのは「オオシマゼミ」。
奄美大島、沖縄、久米島などに産し、ツクツクボウシの仲間で最大の種。
頭や胸の緑色が濃く、腹節の青色が美しかった。
図鑑の鳴き声はカンカンカンという金属的な音とあるので実際に聞いて見たかった。
鳴き終わりに連れ間隔が早くなっていくのはまるでウルトラマンのカラータイマーのようだ!
鳴き声はこちら。
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次は「リュウキュウアブラゼミ」。
my fieldでアブラゼミはポピュラーな存在だが、リュウキュウアブラゼミはどう違うのか?
一見似ていたが、よく見ると前胸背や翅の支脈の緑色が目立つ。
鳴き声は似てはいるがアブラゼミがずっと鳴き続けているのに対して、リュウキュウは鳴き出してから5~10秒で鳴き止み間をおいてまた鳴き出す。聞けば違いは明白だった。
鳴き声はこちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
3種目は「クロイワツクツク」。
この種もツクツクボウシの仲間、見た目はそっくりで少し大きい。九州大隅半島から南から久米島まで生息しているが、千葉県では移入種として根付いている。
鳴き声は複数が鳴いてとにかくやかましい印象だった。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
奄美自然観察の森の展望園地からはエメラルドグリーンが素晴らしい龍郷湾が一望できた。
こんな奇麗な色の海を見たのは、いったい何十年ぶりだろうか?
ここからさらに北に向かい蒲生崎観光公園へ。
車を停めて歩き出すと足元からトンボが飛び立った。
ん~、シオカラトンボ?と考えていると新開さんが「ハラボソトンボ」と教えてくれた。
この種は九州から南西諸島にかけて生息し、名のとおり腹部が非常に細いのが特徴。
テリトリーを張っていて何度も飛んでは同じ場所に戻ってきていた。
園路の上の大きな蜘蛛の巣は「オオジョロウグモ」。
存在は知っていたが見るのは今回が初めてで、巣も体もいつも見ているジョロウグモよりも大きく迫力があった。いくつか見たが皆脚が欠けているものが多かった。
歩いていると「イシガケチョウ」が目の前を飛んだ。
タテハチョウの仲間で、幼虫はイヌビワガジュマルなどを食べ近畿地方から南西諸島に分布している。
翅の模様が美しく好きなチョウの一つだがかなり翅が傷んでいた。
この日はいったん宿に戻り、また宿の近くのおがみ山公園へ夜の観察。
前の日に見た「アマミサソリモドキ」がこの日はあちこちで見られ、前脚を伸ばして歩く姿を初めて確認した。
普段は縮めているがまるでザリガニのような大きなハサミを持っていたことにビックリ。
暫くして新開さんがサソリモドキが何かを捕えていると知らせてくれた。
ゴミムシか?バッタか?
よく見るとどうやらゴキブリを捕まえていた。
サソリモドキは捕まえた獲物を消化液で溶かして摂取するようで確かにクモに近い仲間のようだ。
帰り道、草の上が揺れたので何かいるなと目を凝らすと「ヤモリ」だった。
この島の家屋の壁では夜、あちこちでヤモリの姿を目にした。
埼玉県ではニホンヤモリだが、奄美では数種のヤモリがいるようだ。
これが何の種かはわからない。
2021年10月4日 奄美大島 カメムシ目セミ科 オオシマゼミ、リュウキュウアブラゼミ、クロイワツクツク、トンボ目トンボ科 ハラボソトンボ、クモ目ジョロウグモ科 オオジョロウグモ、チョウ目タテハチョウ科 イシガケチョウ、サソリモドキ目サソリモドキ科 アマミサソリモドキ、有隣目ヤモリ科
my fieldでアブラゼミはポピュラーな存在だが、リュウキュウアブラゼミはどう違うのか?
一見似ていたが、よく見ると前胸背や翅の支脈の緑色が目立つ。
鳴き声は似てはいるがアブラゼミがずっと鳴き続けているのに対して、リュウキュウは鳴き出してから5~10秒で鳴き止み間をおいてまた鳴き出す。聞けば違いは明白だった。
鳴き声はこちら
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3種目は「クロイワツクツク」。
この種もツクツクボウシの仲間、見た目はそっくりで少し大きい。九州大隅半島から南から久米島まで生息しているが、千葉県では移入種として根付いている。
鳴き声は複数が鳴いてとにかくやかましい印象だった。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
奄美自然観察の森の展望園地からはエメラルドグリーンが素晴らしい龍郷湾が一望できた。
こんな奇麗な色の海を見たのは、いったい何十年ぶりだろうか?
ここからさらに北に向かい蒲生崎観光公園へ。
車を停めて歩き出すと足元からトンボが飛び立った。
ん~、シオカラトンボ?と考えていると新開さんが「ハラボソトンボ」と教えてくれた。
この種は九州から南西諸島にかけて生息し、名のとおり腹部が非常に細いのが特徴。
テリトリーを張っていて何度も飛んでは同じ場所に戻ってきていた。
園路の上の大きな蜘蛛の巣は「オオジョロウグモ」。
存在は知っていたが見るのは今回が初めてで、巣も体もいつも見ているジョロウグモよりも大きく迫力があった。いくつか見たが皆脚が欠けているものが多かった。
歩いていると「イシガケチョウ」が目の前を飛んだ。
タテハチョウの仲間で、幼虫はイヌビワガジュマルなどを食べ近畿地方から南西諸島に分布している。
翅の模様が美しく好きなチョウの一つだがかなり翅が傷んでいた。
この日はいったん宿に戻り、また宿の近くのおがみ山公園へ夜の観察。
前の日に見た「アマミサソリモドキ」がこの日はあちこちで見られ、前脚を伸ばして歩く姿を初めて確認した。
普段は縮めているがまるでザリガニのような大きなハサミを持っていたことにビックリ。
暫くして新開さんがサソリモドキが何かを捕えていると知らせてくれた。
ゴミムシか?バッタか?
よく見るとどうやらゴキブリを捕まえていた。
サソリモドキは捕まえた獲物を消化液で溶かして摂取するようで確かにクモに近い仲間のようだ。
帰り道、草の上が揺れたので何かいるなと目を凝らすと「ヤモリ」だった。
この島の家屋の壁では夜、あちこちでヤモリの姿を目にした。
埼玉県ではニホンヤモリだが、奄美では数種のヤモリがいるようだ。
これが何の種かはわからない。
2021年10月4日 奄美大島 カメムシ目セミ科 オオシマゼミ、リュウキュウアブラゼミ、クロイワツクツク、トンボ目トンボ科 ハラボソトンボ、クモ目ジョロウグモ科 オオジョロウグモ、チョウ目タテハチョウ科 イシガケチョウ、サソリモドキ目サソリモドキ科 アマミサソリモドキ、有隣目ヤモリ科
2021-10-10 22:42
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