奄美大島昆虫観察ツアー その6 [昆虫観察ツアー]
奄美大島での虫撮影もいよいよ終盤だが、紹介したい虫が多すぎてきりがないので一旦ここで締めようと思う。(※写真を大きくしようとしたらはみ出てしまった。修正がきかないので全体をご覧になるには写真をクリックしてください。)
この日は再び、竜郷町の奄美自然観察の森へ今回のターゲットの一つ、葉っぱに擬態するバッタの仲間を探しに。
林内で時折目にした「アマミモリバッタ」。奄美大島、加計呂麻島、徳之島、沖永良部島に分布する。
伊藤さんが教えてくれたのは葉の上に鎮座する「ダルマウンカ」。5mmほどと小さいので目を凝らさなければなかなか見つからない。
まるで埴輪のような顔をしていた。
こちらも葉上にいた「アオヒメハナムグリ」。
関東で見られるようだが見たことが無い。前胸背両脇のクリーム色の縁取りが特徴のハナムグリだ。
移動中に道脇のセンダングサの仲間にやって来た「ベニモンアゲハ」。
普段チョウをはあまり撮っていないのでダメ写真ばかりでまだましな写真を。
結局ターゲットは同行お二人のこれ以上にない虫目を凝らしても見つからず。
ホテルへの帰り道、パーキングに立ち寄った。
ここからは宿泊していた名瀬の街が一望できた。
ここでも虫探しでブーゲンビリアにいたのは南九州から沖縄に分布する「アカホシカメムシ」。背中は人面でお腹側は白と黒に赤が美しかった。
イネ科の草にいた日本最大のバッタの1種「タイワンツチイナゴ」かと思ったが普通のツチイナゴだった。
翌日の最終日はもう一つのターゲット、キラキラのカメムシを求めて北へ。
道端の朽ち木から新開さんが「アマミコカブトムシ」のメスを見つけてくれた。コカブトムシは関東でも見られるが、ここのは前胸背の窪みが小さい亜種のようだ。
暫くすると伊藤さんが溝に落ちていたオスを見つけてくれた。
脚が傷んでいる様子でうまく歩けないようだった。頭部に小さな角があるのがオス。
この状況は九州昆虫観察ツアーでダイコクコガネを撮りに行った時と同じで、またまたお二人に感謝だ。
最後にもう一度、蒲生崎観光公園へ。
ここでは見たかったシジミチョウを撮ることが出来たが、それは後日の番外編で。
前回来た時に伊藤さんが見つけた「アオウバタマムシ」はいきなりの通り雨で雨の後にとったもののうまく撮れなかったのだが、今回もまた見つかりお二人に気を使っていただいて撮ることが出来た。
関東で見られるウバタマムシより緑色が濃く、亜種「アオウバタマムシ」とされる。
フラッシュをたくより自然光の方がやはり奇麗だ。
今回亜種という言葉がよく出てきたが、亜種とは同一の種でありながら地域によって大きさや形、色彩などに違いがあるもののこと。基亜種というのが一番最初に公的に記載された標本の事でそれ以外に地域個体差の大きい種が亜種とされるのだ。
残念ながら今回のターゲット、葉っぱに擬態したバッタの仲間とキラキラのカメムシには出会うことが叶わなかった。
またいつか、必ずと誓って島を後にした。
2021年10月7-8日 奄美大島 バッタ目バッタ科 アマミモリバッタ、ツチイナゴ、カメムシ目マルウンカ科 ダルマウンカ、コウチュウ目コガネムシ科 アオヒメハナムグリ、アマミコカブトムシ、タマムシ科 アオタマムシ、チョウ目アゲハチョウ科 ベニモンアゲハ
この日は再び、竜郷町の奄美自然観察の森へ今回のターゲットの一つ、葉っぱに擬態するバッタの仲間を探しに。
林内で時折目にした「アマミモリバッタ」。奄美大島、加計呂麻島、徳之島、沖永良部島に分布する。
伊藤さんが教えてくれたのは葉の上に鎮座する「ダルマウンカ」。5mmほどと小さいので目を凝らさなければなかなか見つからない。
まるで埴輪のような顔をしていた。
こちらも葉上にいた「アオヒメハナムグリ」。
関東で見られるようだが見たことが無い。前胸背両脇のクリーム色の縁取りが特徴のハナムグリだ。
移動中に道脇のセンダングサの仲間にやって来た「ベニモンアゲハ」。
普段チョウをはあまり撮っていないのでダメ写真ばかりでまだましな写真を。
結局ターゲットは同行お二人のこれ以上にない虫目を凝らしても見つからず。
ホテルへの帰り道、パーキングに立ち寄った。
ここからは宿泊していた名瀬の街が一望できた。
ここでも虫探しでブーゲンビリアにいたのは南九州から沖縄に分布する「アカホシカメムシ」。背中は人面でお腹側は白と黒に赤が美しかった。
イネ科の草にいた日本最大のバッタの1種「タイワンツチイナゴ」かと思ったが普通のツチイナゴだった。
翌日の最終日はもう一つのターゲット、キラキラのカメムシを求めて北へ。
道端の朽ち木から新開さんが「アマミコカブトムシ」のメスを見つけてくれた。コカブトムシは関東でも見られるが、ここのは前胸背の窪みが小さい亜種のようだ。
暫くすると伊藤さんが溝に落ちていたオスを見つけてくれた。
脚が傷んでいる様子でうまく歩けないようだった。頭部に小さな角があるのがオス。
この状況は九州昆虫観察ツアーでダイコクコガネを撮りに行った時と同じで、またまたお二人に感謝だ。
最後にもう一度、蒲生崎観光公園へ。
ここでは見たかったシジミチョウを撮ることが出来たが、それは後日の番外編で。
前回来た時に伊藤さんが見つけた「アオウバタマムシ」はいきなりの通り雨で雨の後にとったもののうまく撮れなかったのだが、今回もまた見つかりお二人に気を使っていただいて撮ることが出来た。
関東で見られるウバタマムシより緑色が濃く、亜種「アオウバタマムシ」とされる。
フラッシュをたくより自然光の方がやはり奇麗だ。
今回亜種という言葉がよく出てきたが、亜種とは同一の種でありながら地域によって大きさや形、色彩などに違いがあるもののこと。基亜種というのが一番最初に公的に記載された標本の事でそれ以外に地域個体差の大きい種が亜種とされるのだ。
残念ながら今回のターゲット、葉っぱに擬態したバッタの仲間とキラキラのカメムシには出会うことが叶わなかった。
またいつか、必ずと誓って島を後にした。
2021年10月7-8日 奄美大島 バッタ目バッタ科 アマミモリバッタ、ツチイナゴ、カメムシ目マルウンカ科 ダルマウンカ、コウチュウ目コガネムシ科 アオヒメハナムグリ、アマミコカブトムシ、タマムシ科 アオタマムシ、チョウ目アゲハチョウ科 ベニモンアゲハ
2021-10-15 21:52
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