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庭のビオトープで [自然]

昨日は飯能市にある職場の元同僚の家に遊びに行ってきた。
エクステリアもインテリアもこだわりの一戸建てで素晴らしく、さらには庭にビオトープをこさえている。

ビオトープ(Biotop)とはドイツ語で「生きものたちの棲む場所」という意味で、トンボや水生昆虫を呼ぶために池や水辺を作ることが知られるが、その意味から本来草地、雑木林など色々なビオトープが存在するのだ。
ここの庭もプラ船に豊かな田んぼの土を入れて本来の田んぼ雑草を育て、周りには草地を作るべくチガヤを育成し、外周には虫たちが好むウワミズザクラやウツギ、ユスラウメに柚子の若木を植えている。
ユスラウメや柚子は虫だけでなく人もその恵みをいただけて一石二鳥だ。
他にも希少種の草本が花を咲かせていたり何とも贅沢な羨ましい空間だった。


その庭で見つけたのは、My Fieldではほとんど見ることが出来ない「ニホンアマガエル」。

東京都ではレッドリストに記載されていて生息場所は局所的だ。
アマガエル0804-1_1.jpg



















このお宅の前には田んぼがありそこからやって来ているとのこと。
歩くとあちこちから飛んで踏んでしまいそうで・・・。
もちろんシオカラトンボなども産卵してヤゴも育っていた。
アマガエル0804-2_1.jpg



















柚子の木を見ていると「ナミアゲハ」の終齢と思われる幼虫が太陽に向かって体を反らせていた。
この体勢はアカボシゴマダラの幼虫もよくやっていたなぁとふと思い出した。
トンボが厳しい陽射しを避けるために、尻を上げてオベリスク姿勢をとるのときっと同じことなのだろうなぁ。

このお庭のビオトープ、周りにいない種を期待するのは無理だが周囲は自然豊かな土地なので、これからその基礎になる植物たちがどんどん生育してどんな生きものたちがやって来て命を繋いでいってくれるのかとても楽しみ!
期待してます!!
ナミアゲハ0804_1.jpg



















2019年8月4日 埼玉県 無尾目アマガエル科 ニホンアマガエル、チョウ目アゲハチョウ科 ナミアゲハ

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