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春の兆し [季節]

ここ数日暖かい日が続いている。
先日、いつもの羽毛掛け布団で寝たら、夜中の2時頃に目を覚ました。
汗まみれで寝巻がぐっちょりと濡れていて、温度計を見ると何と18℃もあった。
すぐに合い掛け布団を押し入れから引っ張り出した。
翌日は気温が下がって、また羽毛布団に。
春先は三寒四温と言われるように寒暖差を繰り返して春がやって来る。
fieldでもその兆しが。

田んぼではいつのまにか「タネツケバナ」が開花していた。
ちょこちょこ気にして見てはいたのだがいつから咲いていたのか気付かなかった。
タネツケバナ0218.JPG



















畔では短い茎のまま「タガラシ」も花を咲かせていた。
タガラシ0218.JPG



















毎年fieldで最も早くモンキチョウが現れる草地で、今年初めて新成虫を確認した。
この時期なかなかとまってくれないのだが、ありがたいことに見つけてすぐに草陰に。
黄色い翅に頭や脚、翅の縁取りがピンク色の美しい個体だった。
モンキチョウ0218.JPG




















ではそろそろかとクヌギの「クヌギカメムシ」の卵塊を見て見ると、多く産み付けられている幹の北側はまだだったが陽の当たる南側の卵塊では孵化していた。
小さな子供たちが、卵を包んだゼリーに頭を突っ込んで食べていた。ゼリーはクヌギが若葉を出すまでの間の食料で、この中には母虫から子供たちへ受け渡される共生細菌が入っている。子供たちはこの共生細菌の入ったゼリーを食べることでクヌギの汁を吸って栄養にすることが出来るようになるのだ。

同僚から過去に最も早く産卵が確認された場所で、ヤマアカガエルの鳴き声と卵塊を確認したとの報告があった。
春がもうそこまで来ていることを生き物たちが教えてくれた。
クヌギカメムシ孵化0218.JPG




















2024年2月18日 東京都 アブラナ目アブラナ科 タネツケバナ、キンポウゲ目キンポウゲ科 タガラシ、チョウ目シロチョウ科 モンキチョウ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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