初冬 アオクチブトカメムシも赤く染まる [カメムシ目]
晴れていてもまだ葉の残る雑木林の林内は薄暗い。
薄暗い中で、コナラの根元に黒い影が。
なんだか全くわからず、レンズを覗くとそこにいたのは「アオクチブトカメムシ」?
この時期見られるカメムシの仲間は、まるで葉が紅葉するかのように体の色を褐色に変えるものをよく見かける。
どうやらアオクチブトカメムシもその1種のようだ。
名前は青だが体は赤い、アカクチブトカメムシでもよい感じ。
以前はよく見かけたが、この種を見るのは今年初めて。
かろうじて命を繋いでいるようで、とにかく動きはスロー。
さすがに近くでパシャパシャ撮られていると、不快なのかゆっくりと移動するのだが、足場を確認しながら落ちないようにゆっくりゆっくり。おいおい、大丈夫かと心配してしまう。
撮ってみるとその体は、緑から赤に変わっても相変わらず美しい輝きだ。
チョウやガの幼虫を捕食する肉食性のカメムシ、この体の輝きは生きるために奪ったいくつもの命の輝きなのだろうか。
2015年12月4日 東京都
カメムシ目カメムシ科 アオクチブトカメムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ・430EXⅡ
2015-12-07 21:03
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