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6月末に見た生きものたち [季節]

湿地脇で目の前を飛んでロープにとまったヤンマ?
オニヤンマかと思ったら「コオニヤンマ」だった。
オニヤンマより早くに現れ、似ているが頭が小さくサナエトンボの仲間だ。
そろそろオニヤンマも見られるようになってきた。
コオニヤンマ0624.JPG



















湿地で咲いていたピンク色の花。
てっきりミソハギかと思ったら「イヌゴマ」だった。
イヌゴマ0624.JPG



















「アキノタムラソウ」もあちこちで咲き始めた。
花期が長く秋まで見られる。ナツノタムラソウもあるようだがfieldでは見られない。
アキノタムラソウ0624.JPG



















初夏の頃から見られていた「ヤマサナエ」はまだ健在。
7月一杯は見られるだろうか。
ヤマサナエ0625.JPG



















田んぼ脇で「キイトトンボ」のメスを見つけた。

他の谷戸の湿地では多く見られるがこの田んぼ周りで見るのは珍しく数が少ない。
増えてくれればいいのだが。
キイトトンボ0625.JPG



















すぐ近くに「ハラビロトンボ」の成熟したオスがいた。
このトンボもここでは少数派だ。
ハラビロトンボ0625.JPG



















2023年6月24-25日 東京都 トンボ目サナエトンボ科 コオニヤンマ、ヤマサナエ、イトトンボ科 キイトトンボ、トンボ科ハラビロトンボ、シソ目シソ科 イヌゴマ、アキノタムラソウ

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新刊「くらべてわかるトンボ(くらべてわかる図鑑)」のご紹介 [本]

「日本のトンボ」の著者、昆虫写真家の尾園暁さんが山と渓谷社より新刊「くらべてわかるトンボ(くらべてわかる図鑑)」を8月2日に出版されますのでご紹介!

これまでとは異なり標本写真ではなく、生態写真で見分けることに重点を置かれて作られたそうです。
これからのトンボシーズン、是非お手元に一冊のおすすめ本です!

amazonではこちら
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2013年7月6日

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縄張りをパトロール クロバネツリアブ [ハエ目]

朝のススキの株に「ベニシジミ」
翅先が少し傷んでいるが、元気そう!
ベニシジミ0702.JPG



















株の奥にキリギリスかと思ったら黒化型の「ヤブキリ」がいた
近くからキリギリスの鳴き声がしていたのだが、見つからなかった
ヤブキリ0702.JPG



















頭の周りを羽音を立てて何かが飛び回り、草の上にとまった。
クロバネツリアブ0702-1.JPG



















数枚撮ったらまた飛び立ってかなりの範囲を飛び回り、再び舞い戻ってきた
まるで昔ブレークした芸人の「命」みたいなとまり方だ
その名は「クロバネツリアブ」。翅が黒く腹部に白い帯があるのが特徴
もう一回り小さな個体もやって来てヤブガラシの花を訪れていた
光の加減で黒い翅がとても美しく輝くのだが、それは撮れずじまいで残念だった
近くに来たハエなどを追っ払っていたが、さらにこの種の上をいくすごい速さで飛び回るものには目もくれず
クロバネツリアブがスルーした虫は次回に
クロバネツリアブ0702-2.JPG



















2023年7月2日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ、ハエ目ツリアブ科 クロバネツリアブ

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ノブドウにカシルリオトシブミ [コウチュウ目]

職場の駐車場脇の林縁を何気に物色していると、ノブドウのあちこちの葉上の黒い粒が目に入った。
ん~、何かいるなぁと老眼鏡を取り出すも小さすぎてよく見えない。
ただ、見覚えある食痕だった。

コンデジを取りに行って戻って撮って見た。
カシルリオトシブミ0626-1.JPG



















うんうん、これは久しぶりに見る「カシルリオトシブミ」。
大きさは4㎜ほどで葉を薄く削った食痕が特徴。

写真では光の具合で背中が黒く写っているが本来は奇麗な瑠璃色だ
イタドリ、フジ、ケヤキ、コナラなど色々な植物で見られるようで、名の通り揺籃を作るそうだがまだ見たことが無い。ここで継続観察すれば見られるかもしれないので楽しみだ!
カシルリオトシブミ0626-2.JPG



















2023年6月26日 東京都 コウチュウ目オトシブミ科 カシルリオトシブミ

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誰もが知ってる? ゴマダラカミキリ [コウチュウ目]

先日、谷戸のタチヤナギにノコギリクワガタやゴマダラカミキリがいないかなぁと見ているとドンピシャ、「ゴマダラカミキリ」がいた。
カミキリムシの中では普通種だが、黒地に白いドット、存在感のある大きさでとても印象的なカミキリムシだ。
幼稚園の頃に住んでいた場所でも時々出会えて、幼心に歓喜したのを今でも思い出す。
恐らく初めて出会ったカミキリムシがこのゴマダラカミキリだったと思う。
ちょっと人には言えない苦い思い出もあるのだが・・・
ゴマダラカミキリ0625-1.JPG



















fieldではヤナギやプラタナスなどで見かけるが、クワやイチジク、リンゴ、ナシ、バラなど多くの樹木を食害することから農家の方からは厄介者の害虫としても知られている。
ゴマダラカミキリ0625-2.JPG



















近年、中国原産のツヤハダゴマダラカミキリという種の被害が国内で確認されている。
ひょっとしてとよく見たが、在来のゴマダラだった。
とてもよく似ているので、今後ゴマダラカミキリに出会った時には念のためにチェックが必要だろう。
ゴマダラカミキリ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ゴマダラカミキリ

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