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季節外れのセミノハリセンボン? [菌類]

フユシャクを探していて木の根元で見つけたアブラゼミの亡骸。
夏を謳歌していたのが懐かしい。
死んだセミたちをすっかり見なくなっていたから妙に新鮮だったが体中に白いものが。セミノハリセンボン1222-1_1.jpg




















この白いものは冬虫夏草の「セミノハリセンボン」。
生きたセミに寄生し針状のシンネマと呼ばれる無性生殖の分生胞子を形成するらしいが、生きた頃に寄生し発生したならもう数か月経っている。
確かに表面の白い針はかなりくだびれているよう。
それにしても、このアブラゼミの体がまだ原形をとどめているのはこの菌のお蔭だろうか?
セミノハリセンボン1222-2_1.jpg



















セミの亡骸があった木の15cm位の高さにも白いものがあった。
大きさは5mm強。
ファインダーでのぞくと、こちらも蛾に寄生した「ガヤドリナガミツブタケ」だろうか?
じっくり見て歩けばいろいろ見つかるものだ。
ガヤドリナガミツブタケ1222_1.jpg



















2016年12月22日 埼玉県
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X