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11月の終わりに [季節]

昨日、観察会の下見に訪れた谷戸は晴れて季節外れの暖かさ。
暑くて歩いていても汗ばむ陽気だった。
11月の終わりのこんな日は「ナミテントウ」たちが一斉に飛んで大移動が見られる。
例年、11月最終週の晴れた日なのだが、概ね外れることが無いのが不思議だ。
案の定、無数のナミテントウが飛びかい、歩いていると体中にぶつかってはとまりもう勘弁してくれという感じ。
案内看板や樹肌が白いムクノキは大人気だった。
ナミテントウ1124.JPG




















これをネタにしたかったが、当日は曇りで気温も低くて無理そう。
ならばエノキの根元で神経衰弱はどうか?
試しに落ち葉をひっくり返して見たが、お目当ては全く出てこない。
おおっ! と出たのはジョーカー?
期待外れのゾウムシの仲間、外来種の「オオタコゾウムシ」だった。
オオタコゾウムシ1124.JPG




















ならば同じ外来種の実生のエノキの「アカボシゴマダラ」の幼虫はどうか?
数日前に見た時は葉の上に糸を張った座の上に鎮座していたのだがいない。
ん~、既に木を降りて根元の落ち葉の裏で越冬状態に入ったかと、念のため細い幹を探すといた!
まだ落ち葉には降りず幹の二股で待機状態だ。
これなら何とか見られるか。
アカボシゴマダラ幼虫1124.JPG




















過去に何度か見つけていたアリジゴクスポットを見てみた。
ここ数年、雨がしのげる良い場所が崩れてアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)たちが見られくなっていたのだが、今年ボランティアさんたちに再生されて再び良い状態になっていたので期待した。

が、あったのは本当に小さな巣が2つだけ。
掘り起こして見たら案の定出てきたのはとてもとても小さなアリジゴクだった。
この大きさと数ではちょっと無理かな。
恐らく今年生まれた幼虫たち。
スポットの良い状態が維持されれば来年には大きな幼虫が見られるだろう。

この時期の虫たちはなかなか難しい・・・
アリジゴク1124.JPG




















2023年11月24日 コウチュウ目テントウムシ科 ナミテントウ、ゾウムシ科 オオタコゾウムシ、チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、アミメカゲロウ目ウスバケゲロウ科 ウスバカゲロウ

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