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葉の裏と表に [季節]

歩いていると足元からチョウが飛び立った。
すぐ近くにとまったのはアカボシゴマダラだった。
見るとエノキの実生があり、さては産卵していたのではと卵を探してみた。
まずは葉上、見当たらないので葉裏や枝も見たが見つからなかった。
これからだったのだろうか。
このチョウは食樹の様々な所に産卵するのであちこち見なければならない。

代わりに見つかったのはサシガメの仲間の「ヒゲナガサシガメ」、大きさや翅芽から恐らく終齢幼虫。
冬には見られる虫が少なくヤツデの葉の神経衰弱で小さな幼虫を期待するが、この時期に見るのは久しぶりだった。
ヒゲナガサシガメ0731.JPG



















近くにカラスザンショウの実生が数本生えていた。
カラスザンショウは以前fieldではあまり見られなかったが、このところあちこちで実生が大きくなって目立つようになった。鳥が種子を散布しているのだろう。
実生の一つを見ていると、小さなアゲハチョウの仲間の幼虫がいた。
色からナミアゲハだろう。
アゲハ0731-1.JPG





























全部で3頭で上の写真のものが一番大きかった。
今後も時々観察しようと思うが、ほとんどが終齢までにいなくなってしまう。
鳥の餌食になるのだろうな。
アゲハ0731-2.JPG





























2023年7月31日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ、チョウ目アゲハチョウ科 ナミアゲハ(アゲハチョウ)

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