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あっ! 久しぶりのゴイシシジミ [チョウ目]

今日は埼玉県の小鹿野町で仕事だった。
仕事の合間にふと見るとクマザサの仲間にちらちらと小さな黒と白のシジミチョウが飛んでササの葉裏に隠れた。
おやっ、これは!
飛ばれないようにそっと見ると本当に久しぶりに見る「ゴイシシジミ」だった。
ササにまとわりつくようにあちこちにもその姿が。
ゴイシシジミ0912-1.JPG



















ササの葉裏には幼虫の食べ物となるアブラムシがいてそこに産卵していた。
このアブラムシを探して飛んでいるのだ。
ゴイシシジミ0912-2.JPG



















産卵していた別の葉をひっくり返してみると小さな白い卵が2つ産み付けられていた。
ゴイシシジミ0912-3.JPG



















ササの周りを飛び回ってなかなか止まってくれないのだが、偶然にも目の前に。
奇麗に撮ってねという事か?
運良くモデルになってくれた。
ゴイシシジミ0912-4.JPG



















いつも通っている狭山丘陵のfieldでは毎年探しているがもう何年見ていないだろう?
撮った写真を調べたら最後は2013年だった。
2008年にはアズマネザサの葉裏に多い時には10頭が集まっていた。
それが今ではさっぱり。
環境的には変わっておらず、しいてあげれば木々が成長して林縁が以前より暗くなったことくらいだろうか。
このチョウが見られないということはササに付くアブラムシが減っているのだろうな。
様々な生き物に言えることだが、ある種に依存していれば当然その種が絶えてしまうと連鎖が起こる。
ゴイシシジミの場合どうすれば。
ササに付くアブラムシが本当に減っているのか?
その確認がまず必要だろう。
ゴイシシジミ0912-5.JPG



















2022年9月12日 埼玉県秩父郡小鹿野町、2008年9月4日 東京都、チョウ目シジミチョウ科 ゴイシシジミ

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