クリの花のレストランは大繁盛 チョウ [チョウ目]
毎年楽しみにしているクリの木の花が咲いて満開だ。
独特の匂いで季節を感じさせてくれる。
この花を楽しみにしているのは人ではなく虫たちで、花に集まる虫たちを楽しみにしている人たちはとりまきだ。
この日のクリの花のレストランのチョウのお客様をご紹介。
最も多いお客は「メスグロヒョウモン」のオスたち。
珍しい種がいないか目を凝らしても、どれを見てもメスグロのオスばかり。
そんな中、僅かに2頭だけメスがいた。
蜜を吸っているオスたちがいい寄ってきてなかなか落ち着いて食事にありつけないようだった。
右下はテングチョウ。
ヒョウモンの仲間では他に「ミドリヒョウモン」を1頭だけ見つけた。
普通種ではあるがメスグロばかりなので、ちょっと嬉しい。
今年はイチモンジチョウも例年以上によく見られ、クリの花にもやって来ていた。
そろそろ終盤の「アカシジミ」もあちらこちらで。
ウラナミアカシジミはたまたまだろうが見つけられなかった。
シジミチョウの仲間では一瞬ウラゴマダラシジミかと思った「ルリシジミ」。
1年で今の時期に最もよく見られると思う。
セセリチョウの仲間で多かったのが翅裏のジグザグの白斑が特徴の「オオチャバネセセリ」。
普段はせわしなく飛び回っているが、この時ばかりは蜜の味をじっくりと堪能していたようだ。
翅色の明るい「キマダラセセリ」もぽつぽつご来店。
成虫越冬のキタテハの今年生まれの新成虫も多くご来店だ。
右はメスグロのオス、手前はイチモンジチョウ。
普段シロツメクサの常連「スジグロシロチョウ」もこの時ばかりは季節限定のレストランへ。
ちょっと珍しいなと思った珍客その1「キアゲハ」。
この後、蜜を吸っていたが残念ながらお見せできないピンボケ写真だった。
珍客その2は春型の「アカボシゴマダラ」。
この個体、とにかく大きく、数年前に時々オオゴマダラがいたとの話を聞いたが、まずこのチョウの見間違いに違いない。
それほど大きいということ!
雑木林の昆虫酒場ではよく見かけるが、クリの花にも来るんだなぁ。
2018年6月7日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、テングチョウ、イチモンジチョウ、キタテハ、アカボシゴマダラ、シジミチョウ科 アカシジミ、ルリシジミ、セセリチョウ科 オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、シロチョウ科 スジグロシロチョウ、アゲハチョウ科 キアゲハ
独特の匂いで季節を感じさせてくれる。
この花を楽しみにしているのは人ではなく虫たちで、花に集まる虫たちを楽しみにしている人たちはとりまきだ。
この日のクリの花のレストランのチョウのお客様をご紹介。
最も多いお客は「メスグロヒョウモン」のオスたち。
珍しい種がいないか目を凝らしても、どれを見てもメスグロのオスばかり。
そんな中、僅かに2頭だけメスがいた。
蜜を吸っているオスたちがいい寄ってきてなかなか落ち着いて食事にありつけないようだった。
右下はテングチョウ。
ヒョウモンの仲間では他に「ミドリヒョウモン」を1頭だけ見つけた。
普通種ではあるがメスグロばかりなので、ちょっと嬉しい。
今年はイチモンジチョウも例年以上によく見られ、クリの花にもやって来ていた。
そろそろ終盤の「アカシジミ」もあちらこちらで。
ウラナミアカシジミはたまたまだろうが見つけられなかった。
シジミチョウの仲間では一瞬ウラゴマダラシジミかと思った「ルリシジミ」。
1年で今の時期に最もよく見られると思う。
セセリチョウの仲間で多かったのが翅裏のジグザグの白斑が特徴の「オオチャバネセセリ」。
普段はせわしなく飛び回っているが、この時ばかりは蜜の味をじっくりと堪能していたようだ。
翅色の明るい「キマダラセセリ」もぽつぽつご来店。
成虫越冬のキタテハの今年生まれの新成虫も多くご来店だ。
右はメスグロのオス、手前はイチモンジチョウ。
普段シロツメクサの常連「スジグロシロチョウ」もこの時ばかりは季節限定のレストランへ。
ちょっと珍しいなと思った珍客その1「キアゲハ」。
この後、蜜を吸っていたが残念ながらお見せできないピンボケ写真だった。
珍客その2は春型の「アカボシゴマダラ」。
この個体、とにかく大きく、数年前に時々オオゴマダラがいたとの話を聞いたが、まずこのチョウの見間違いに違いない。
それほど大きいということ!
雑木林の昆虫酒場ではよく見かけるが、クリの花にも来るんだなぁ。
2018年6月7日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、テングチョウ、イチモンジチョウ、キタテハ、アカボシゴマダラ、シジミチョウ科 アカシジミ、ルリシジミ、セセリチョウ科 オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、シロチョウ科 スジグロシロチョウ、アゲハチョウ科 キアゲハ
2018-06-09 22:15
nice!(1)
コメント(6)
先日はありがとうございました。楽しい栗の宴でしたね(*^^*)
そうそうアカボシゴマダラを10年ほど前に初めて見たのは多摩動物園からさほど遠くない場所でした。なので、当然逃げ出したオオカバマダラだと思ってしまいました(^^;なんでオオカバマダラがエノキに???としきりに首をひねったのを覚えています(^^;
by のぶりん (2018-06-10 01:36)
こんばんは すごいメンバーですね!!!
毎度そちらの豊かさには驚かされます!
昨日私が行った場所はまだ蜜の出る花があったのに、珍しく
何も来ていませんでした。クスサンの毛虫はいましたけど^^。
ウメエダシャクが飛んでいたので吸蜜していたかもしれません。
過去ここで見たメンバーは超普通種を除くと、ベニバハナカミキリ
ツマグロだかヤツボシだかの茶系ハナカミキリ、ジャコウアゲハ
キマダラセセリ、ウラゴマダラシジミといった所です。
代わりに面白いものに会いました。一昨年だかマムシと出会った
未舗装の土手道で野兎とすれ違いました。向こうから走って来て
Uターンするかと思いきや、お互いちゃんと右側通行ですれ違い
ました^^。トンボ空バック飛翔モードだったので時間的に間に
合わないこともありカメラは向けませんでした。
by つばさ2号 (2018-06-10 01:58)
多様性が高くていいですね~
キアゲハもクリに来るんですね!
by ぜふ (2018-06-10 07:51)
のぶりんさん コメントありがとうございます。
アカボシの春型、中に本当に大きな個体が見られるので、見られ始めて間もない頃はそう思われる方が多かったですね。丘陵で確認されたのは10年ほど前でしょうか。今では普通種になってしまいました。
by hirokou (2018-06-10 20:13)
つばさ2号さん コメントありがとうございます。
地域によってクリの花に集まる虫たちも面子が異なるのでしょうね。
マムシと野兎、こちらにもいますが、遭遇頻度は少ないですね。
by hirokou (2018-06-10 20:15)
ぜふさん コメントありがとうございます。
キアゲハとアカボシゴマダラが来たのを見たのは初めてでした。
他にもトラフシジミの夏型がいましたが、高所で見られる写真が撮れませんでした(>_<)
by hirokou (2018-06-10 20:17)