春の総天然色 [チョウ目]
湿地の畔にきれいな黄色、黄緑、ピンク、赤に染まった葉っぱが目についた。
スイバだ。
おっ、いるかなと葉っぱの根元を覗いてみるといたいた「ベニシジミ」の幼虫。
奥だとよく見えないので、表にちょっとお出ましいただいた。
スイバの葉っぱに擬態したこの体色は自分で意図しているわけではないだろうが、進化の過程で敵から逃れるために獲得したもの。個体によっては黄緑のもの、ピンクの濃いものもいる。
葉とともにまさに春の総天然色だ!
さてこの草鞋型、どちらが頭でどちらが尻か?
どうやら少し丸みを帯びたほうが頭で尖ったほうがお尻のよう。
少したって動き出したらちらりと愛らしい顔を見せてくれた。
大きさからみて終齢の幼虫だろう。
チョウとなって空を舞うのももう少しだ!
2015年3月14日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM内臓ストロボ/430EXⅡ
2015-03-14 18:44
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
これはこれはめんごい幼虫ですね♪。
これがベニシジミの幼虫ですか・・・。
顔を出した姿は何とも言えず愛らしいですね。
スカンンポの葉が食草なら、こちらでも見つけることが
できるでしょうか・・・。
まだまだ雪が残り、スカンポは出ませんが、今年は注意して
葉っぱの裏を見ることにしましょう・・・楽しみ♪
by m.tada (2015-03-16 16:08)
m.tadaさん コメントありがとうございます。
ベニシジミの幼虫、めんごいですよね。
成虫が見られるところでは必ずどこかのスカンポにいるはずです。
目印は食痕です。小さな幼虫は薄い繊維を残しています。
また、天気の良い日は葉表に、そうでないときは茎の根元にいることが多いです。
食痕はこちらを参考ください。
http://hirokou.blog.so-net.ne.jp/2010-02-23-1
イタドリのことをスカンポと呼びますか、そちらはスイバのことなのですね!
by hirokou (2015-03-17 19:41)