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マイコアカネとスズムシ [季節]

昨日は丘陵外の埼玉県で昆虫調査。
相変わらずの猛暑で昼間はバテバテだった。
そんな中、元気をもらえたのはそれこそ10年近くfieldで見付けられないでいた「マイコアカネ」のオスに出会えた事。胸の黒斑はこの種独特。
マイコアカネ0830-1.JPG



















捕まえて顔を拝見。
淡い水色が美しかった!
いつかfieldでもう一度見たい種だ。
マイコアカネ0830-2.JPG



















この日はちょっと長丁場だったが、夜の鳴く虫も。
暗い樹林内を歩くと目の前を飛び交う複数の「カトリヤンマ」。
オスは相変わらず美しい!
日が暮れて歩く手元の灯りにいくつもがやって来たのには驚いた。
カトリヤンマ0830.JPG



















アレチウリに覆われた中ところどころで見られたクズで鳴いていた鳴く虫の女王「カンタン」。
クズの葉の切れ込みから顔を出してフィリリリリ…♪。
写真の個体も翅をたたんで鳴き止んだところで残念。
カンタン0830.JPG





























一面に広がるアレチウリやカナムグラの蔓植物が覆った下の地面からリーン♪リーン♪と野生の「スズムシ」の音があたり一面凄い数が聞かれた。
あちこちから声が聞こえようが、何重にも張り巡らされた蔓の下の地面から鳴いているスズムシを見つけるのは至難の業でまず無理だろうなと思っていら、近くの竹林でまだ練習中の若いオスのたどたどしい声が足元から聞こえた。
灯りを消して鳴き声の場所を特定し再び灯りをともすといた!
既に翅をたたんでいたが、この日初めて見る野生の「スズムシ」だった。
もう一種のターゲットがいたのだが残念ながら確認できなかった。
それでもこれほどまでに多くのスズムシが生息していることは大きな成果だった。
スズムシ0830.JPG



















2023年8月30日 埼玉県(丘陵外) トンボ目トンボ科 マイコアカネ、バッタ目コオロギ科  カンタン、スズムシ

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