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羽化して間もない オオミズアオ [チョウ目]

そろそろかと毎年見掛ける田んぼ沿いの小川脇を丹念に見ていてようやく見つけた「ミミナグサ」。
外来のアメリカミミナグサはよく見るが、ご本家ミミナグサはそうそう見つからない!
アメリカは花柄が短く全草毛深いがミミナグサは花柄が長く毛もそれほどでもない。
ミミナグサ0423.JPG



















林内では白い花が目に入った。
花の真ん中の小さな両性花とそれを取り囲む大きな花びらのような装飾花が特徴の「ヤブデマリ」。
ガマズミの仲間で、fieldでは多くはない。
ヤブデマリ0423.JPG



















エノキの枝先に「ヒオドシチョウ」の幼虫たちが群れていた。
幼虫、蛹とも、ヒヨドリやムクドリに食べられてしまうので、これだけの数でもどれくらい生き残れるだろう?
このすぐ近くにはオオムラサキの幼虫もいたのだが撮り忘れた。
ヒオドシチョウ0423.JPG



















林縁の葉上で鮮やかなオレンジ色が目にとまった。
似た仲間が多いが過去に見た記憶はあり、さて誰だっけと思い出そうとしても思い出せない・・・
調べてそうそう!「カノコマルハキバガ」だった。
オレンジの地色に白い斑がシカの子を彷彿させるから名付けられたようだ。
記憶の引き出しが一杯で名が思い出せないことが多いが、これはあの科ではとわかればもう御の字である。
カノコマルハキバガ0423.JPG



















一昨日の昆虫相調査で見つけた新幹線との異名がある「シロシタホタルガ」の終齢幼虫。
食樹のサワフタギはかなり葉が食べられていた。
間もなく蛹になるだろうから、もう少しの辛抱だ!
シロシタホタルガ0422.JPG



















調査の帰り道、同僚が見つけてくれたもふもふの「オオミズアオ」。
例年生きた姿になかなか出会えないのだが、羽化して間もない奇麗な個体を見ることが出来てラッキー池田!
オオミズアオ0422.JPG



















2023年4月22-23日 東京都 ナデシコ目ナデシコ科 ミミナグサ、マツムシソウ目ガマズミ科 ヤブデマリ、チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、キバガ科 カノコマルハキバガ、マダラガ科 シロシタホタルガ、ヤママユガ科 オオミズアオ

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