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枝先で越冬する擬態の名手たち [チョウ目]

先日、絵本作家伊藤知紗さんに冬の間、経過観察されている虫たちを紹介いただいた。

ガマズミでは「アシベニカギバ」の幼虫。
色や質感はガマズミの枝にピッタリ。
裸眼やファインダーではわからなかったが、写真を見ると頭に耳のような物が付いていて尻尾と合わせるとちょっとネコっぽくて可愛い。
大きさは1cm程なので自力で探すのは難しい・・・なぁ。
アシベニカギバ0314_1.jpg



















アラカシでは同色の「ヒメカギバアオシャク」の幼虫が芽の付いた枝に化けていた。
ようく見るとパペット人形みたい。
こちらは2cm程と少し大きく、この後my fieldでも自力で見つけることが出来た。
成虫は淡い緑色の綺麗な蛾。
ヒメカギバアオシャク0314_1.jpg



















クリの枝に越冬巣を作ってその中に頭から潜んでいるのは「リンゴコブガ」の幼虫。
巣から見えている褐色のものは頭の脱皮殻(4個が見えている)で幼虫の前胸背に積み重ねていくらしい。
体には長い毛がありこの脱皮殻と合わせてとても印象的な姿をしている。
まだその姿を見たことが無いのでぜひ全貌を見てみたい。

これらの観察の様子は伊藤さんのblog「てくてく日記」で紹介されている。
リンゴコブガ0314_1.jpg



















2019年3月18日 埼玉県 チョウ目カギバ科 アシベニカギバ、シャクガ科 ヒメカギバアオシャク、コブガ科 リンゴコブガ

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