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薪にキイロトラカミキリ [コウチュウ目]

伐採した木を薪にして積んだ薪場。
その昔はあちこちでこんな風景が見られたのだろう。
里山の雑木林は、15-20年のローテーションで切られて人々の生活の糧となった。
そのお蔭で若い林から老熟した林まで様々な環境があり、それぞれを好むたくさんの生き物たちが見られただろう。
燃料革命以降、里山の雑木林はすっかり役割を失い全国的に老熟した林ばかりになってしまった。
薪0531_1.jpg



















積まれた薪に何かいないかと見ていると、小さなカミキリムシが目に付いた。
裸眼ではよくわからなかったが、ファインダーを覗くと「キイロトラカミキリ」だった。
キイロトラカミキリ0531-1_1.jpg



















図鑑を見るとクリの花や広葉樹の枯れ木に集まるそうだ。
探すと2頭が見つかった。
脚が長いので注意しないと脚先がフレームアウトしてしまう。
キイロトラカミキリ0531-2_1.jpg



















トラカミキリの仲間はあわただしく歩き回り撮影するのに苦労するが、この日は共にじっとしていてくれた。

クリの花が咲き始めたので、花でまた出会えるかもしれない。
キイロトラカミキリ0531-3_1.jpg



















2018年5月31日 埼玉県 コウチュウ目カミキリムシ科 キイロトラカミキリ

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つばさ2号

こんばんは キイロトラは各地でよく見かけますね。
確かに以前郊外の小さな林の栗の花で撮っています。
脚先フレームアウト、 私的要注意はハンミョウです^^。
附節という部分でしょうか?やたら長いので以前失敗しま
した^^。ただ全部入れると構図バランスが悪いです(笑)。

先日は山梨でしたが、松枯れと伐採が多い中ハルゼミは結構
いました。やはり自然の規模が大きいからでしょうね。
伐採地を見ましたが、材の経過時期が悪いのか殆ど何もおらず
草の上を徘徊する大き目のクロホシタマムシを1匹見たのみ、
すぐ飛び去りました。
余りに居ないのでカメラ無しなら何か出るかとわざと持たずに
歩いたのですがこのキイロトラ2匹が居ただけでした。
by つばさ2号 (2018-06-03 01:53) 

hirokou

つばさ2号さん コメントありがとうございます。
脚の長い虫はフレームアウト、要注意ですね!
確かにバランス考えないと・・・。
切ったばかりの材にはタマムシをはじめ多くの虫たちが訪れますが、年を経るごとに減っていきますね。
by hirokou (2018-06-04 20:13) 

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