フユシャクのメスでもいないかと見ながら歩いていた木柵に、セルロイドのおもちゃのような場に似つかぬものがいた。
毎冬、ヤツデの葉裏の観察対象「ヒゲナガサシガメ」の幼虫だ。
カメムシの仲間で名の通り長い触角が特徴だ。




















半透明の黄色い体に散りばめられた赤い模様がアクセント。
虫を見慣れた方ならどちらが頭かわかるだろう。
下が頭なのだが、上のお尻に一対の目のような模様がありこの種もマエムキダマシなのだろうか。
ご本家マエムキダマシはやはり冬の観察対象のクロスジホソサジヨコバイというヨコバイの仲間。




















このところ朝夕の冷え込みも一段と厳しくなり、fieldで見られる虫たちも冬の常連たち。
いよいよ冬シーズンの始まりだ。




















2021年11月29日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ