田んぼ脇の生垣の葉上で「ヤマトシジミ」が交尾中。
カップルのラブリーなひとときを脅かす影が忍び寄っていた。




















相手のいないオスが交尾中のメスを横取りしようと企んでいたようだ。
腹部を曲げて割り込もうとするが、カップルの絆は固くそう思うようにはいかないのだった。
カップルは手前がメスで奥がオス。




















何度も腹部を伸ばしていたが、そのうちに諦めて飛び去った。
チョウも人でもこんなラブラブな状況では、よほどのことが無い限りそうそううまくは行くはずがない!




















田んぼの稲穂の穂上には羽化がうまくいかず翅が伸び切らなかったヤマトシジミがいた。
この翅では飛べないのではと思ったが、手を出すとさっと飛び去った。
一抹の不安を感じながらもこれなら大丈夫かなと少しホッとしたのだった。




















2021年9月16日 埼玉県 チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ