秋のバッタの仲間たち [バッタ目]
林縁でオギの葉に目を凝らしながら歩いているといたいた!
葉に擬態していると思われる「セスジツユムシ」のメス。
この時期、見るのはほとんどがメスでオスは稀。
オスを見るなら夏なのだろう。
サクラの枝には「ハヤシノウマオイ」のメスがいた。
前脚の鋭いトゲトゲは肉食性の証。
産卵管の付け根が傷んでいるようだが、既に産卵は済ませたのだろうか?
この時期、見るのはほとんどがメスでオスは稀。
オスを見るなら夏なのだろう。
サクラの枝には「ハヤシノウマオイ」のメスがいた。
前脚の鋭いトゲトゲは肉食性の証。
産卵管の付け根が傷んでいるようだが、既に産卵は済ませたのだろうか?
池のほとりの枯れたヨシの葉では、外来種の「ウスグモスズ」のこちらもメスがいた。
外来種だがどこから来たのか産地が不明なのだ。
オスは鳴かない、コオロギ(ヒバリモドキ)の仲間だ。
見頃となってきたススキの穂の上にいた「ツユムシ」のメス。
この弱弱しく儚そうな姿が、秋が深まっていくこの季節に似合う。
良好な草地環境の指標種だと思う。
花の咲いたススキの穂には幼虫の「ツチイナゴ」がいた。
バッタの仲間では数少ない成虫越冬で、夏から秋の幼虫時代は緑色の体色だが越冬する成虫になると褐色に変わる。季節に合わせた保護色は素晴らしい!
足元で動くものが。
大きさは5mm弱だろうか、後脚の模様からコオロギ(ヒバリモドキ)の仲間のマダラスズの幼虫だ。
成虫の姿と鳴き声はこちらから。
刈られた草の上を歩くと飛び出した「シバスズ」。
マダラスズと共に市街地などでも姿や声が聞かれるポピュラーな存在。
大きさは6㎜ほどで、鳴き声はこちら。
2021年9月 東京都 バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ、ツユムシ、キリギリス科 ハヤシノウマオイ、バッタ科 ツチイナゴ、ヒバリモドキ科 ウスグモスズ、マダラスズ、シバスズ
2021-09-27 21:27
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