小川沿いのノダケの茎にたくさんの「キアゲハ」の幼虫たちがいた。
毎年この時期、茎を伸ばしたノダケにたくさんの幼虫が見られるのだ。
ノダケはセリ科なのでキアゲハの食草。
花壇の明日葉やフェンネルなどにもついて丸坊主にするので、園芸をされている方からは嫌われる存在だ。




















丸々太った終齢幼虫からまだ黒い若齢や中齢幼虫までステージは様々。






























とにかくすごい食欲で、葉や花が無くなり立ち枯れる株もありノダケにとっては脅威だろう。
一方のキアゲハも寄生を受けたりスズメバチや鳥などに捕食されて無事チョウとなって空に飛びたてるのは僅かなのだろう。
以前明日葉にいたたくさんの幼虫たちがキイロスズメバチに見つかってあっという間に肉団子にされてしまった。




















近くのエノキの実生の葉に「アカボシゴマダラ」の中齢幼虫を見つけた。
何と早くも短角の越冬スタイルになっていた。
虫たちも来るべく季節の準備を始めているようだ。
そういえば、夏には見られないカケスのギャァギャァという声がこのところあちこちの雑木林にやかましく響いている。




















2019年10月16日 東京都 チョウ目アゲハチョウ科 キアゲハ、タテハチョウ科 アカボシゴマダラ