今年もはや10月に入った。
秋にしては昼間の気温がまだ高い日があるが、朝夕は下がってさすがにタオルケットでは寒いので少し厚めの掛布団を引っ張り出してきた。

fieldの虫たちもいよいよ秋の種、これからはどんどん見られる種が減っていくのが寂しい。
これから現れる種と言えばヤママユガの仲間クスサン、ヤママユ、ヒメヤママユ、ウスタビガだ。
その中でクスサンとヒメヤママユの色合いが似ていて毎年どっち?ってなる。
そこでこの2種を再確認してみた。

まずは「クスサン」。
前翅の眼状紋は小さく、中央下部に大きな二重の波型の模様がある。
後翅はピンク色と黄土色で眼状紋は黒色、二重のはっきりした波型の線がある。
10年前にはfieldでよく繭を見かけたが、その後めっきり見かけなくなり成虫に会う機会もほとんどなくなった。
この写真は最後に撮った2014年のもの。




















一方の「ヒメヤママユ」。
大きさはクスサンより小さいのだが、毎年の初見ではサイズ感がなかなかつかめない。
前翅の眼状紋が大きく、後翅はピンク色に濃い褐色で眼状紋はえんじ色が目立つ。
この種は毎年コンスタントに見られ、連れ帰って白バックでも撮っていた。






















クスサンの繭は透かし俵とも言われあみあみの構造となっている。
毎年探すが、数年ほとんど見ることが出来ないでいる。
今がまさしくシーズンだが、何とか今年はクスサンを見てみたいなぁ!




















東京都 チョウ目ヤママユガ科 クスサン、ヒメヤママユ