谷戸のいつもの道を歩いていると、頭上に伸びたムラサキシキブの枝先が目に入った。
んん、何かいるなぁ。
陰になってよくわからなかったのでストロボを控えめに撮ってみると、細いヤマノイモの蔓茎にでっぷりとしたいもむし。
いつもなら通り過ぎていたが、この日はよく気付いたものだと我ながら感心!




















色合いや模様から先日も出逢ったスズメガの仲間の「キイロスズメ」の幼虫。
緑色と褐色の2種がいるようだ。
これだけの体でよくも細いヤマノイモの蔓茎にしがみ付いているものだ。
細いが芋の蔓はかなり、いやすごく強い!
成虫になった時に足になる胸脚3対より腹部にある腹脚4対とお尻の先の尾脚1対が威力を発揮しているようだ。
ちなみによく似たいもむし型のハバチの幼虫は腹脚が5対なので見分けることが出来る。

まぁこんなに大きなハバチの幼虫はいないが・・・。




















見上げて撮るとこんな感じで2対の目のような白斑がよく目立つ。
終齢で間もなく地中に潜って蛹になると思われるが、キイロスズメの成虫はまだ見たことが無い。
年に2回発生するようなので、この秋は是非見てみたいスズメガの1種だ。




















2019年9月26日 東京都 チョウ目スズメガ科 キイロスズメ