このところ、よくモンシロチョウを見かける。
以前はスジグロシロチョウが多かったが、今年は少ないかな。
先日、草を刈られて草丈が低くなった草地でモンシロチョウが産卵していた。
モンシロチョウといえばキャベツや菜の花の印象だが、いったい何に産卵しているのだろう?




















よく見てみると産卵していたのは北アメリカ原産の外来種「マメグンバイナズナ」だった。
確かにアブラナ科で、ここでは在来のナズナやイヌガラシなどより多く見られポピュラーな存在。
明治中期に渡来したとされるが、ここ数年で見る機会が増えたような。
ただ見ていなかっただけだったのだろうか?

複数があちこちのマメグンバイナズナを訪れて産卵していた。




















都心では畑が減少して従来のキャベツなどがなくなってきたが、空き地やちょっとしたスペースにはこの外来種が幅を利かせている。幼虫が食べるものには困らないということだ。
ただここは公園、草が伸びてきたらまた刈られてしまう。

刈られる前に蛹となって羽化できれば良いのだが・・・。




















2019年6月1日 東京都 チョウ目シロチョウ科 モンシロチョウ