刈られたススキ原っぱの地面に目を引く色が。
近寄ると「オオミズアオ」だった。
何でこんなところにと思ったのだが理由はわからない。
見ると鱗粉も剥げ落ちて痛々しい姿だった。




















ここでは何なので近くのサクラの幹にとまらせた。
すると、ぐんぐん登って行った。
おおっ、まだ元気はあるか!




















少しして歩みをやめて落ち着いた。
ガの中でも1,2を争う美麗種。
翅脈の濃い水色と翅の透けるような淡い水色、前後翅のデザインが神秘的でもあり美しい。

翌日、気になってこの場を訪れてみた。
幹にいないのでまさか鳥などにやられたかと下を見ると、既に亡骸になっていた。
ほとんど変わらぬ姿だったので、あの後力尽きたのだろう。

翅の傷みが無い生まれたままのオオミズアオに出逢うのは本当に難しい。




















2019年5月2日 チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ