一昨年だろうか、皆伐した雑木林を歩いた。
すっかり明るくなってアズマネザサや様々な樹木の実生、切り株からは萌芽更新が見られる。
木を伐れば何故切るのかと批判の声が聞かれるが、これが2次林の本来の姿でありクヌギやコナラが大きくなり過ぎた現状では人やそこに生息する生きものにとって様々な弊害がでている。

何か視線を感じて見上げた枝先には獲物を狙っている「オオイシアブ」がいた。
見晴らしの良い場所に陣取って、視界の中を飛翔する甲虫類を好んで狩るハンターだ。





















一方、別のコナラの実生の葉裏に大きめの影を見つけた。
何のガかと見るとダイミョウセセリだった。

セセリチョウ科は翅色が地味なためガに間違われやすいが、こんな葉裏にとまっていてはさらにややこしいではないか!
撮った写真を見て気付いたが、翅の白斑部分が透けて後ろの緑の葉色が見えている。
順光で透けることはないのだが、逆光条件だとこう見えることを初めて知った。
不思議・・・。




















2017年5月31日 東京都
ハエ目ムシヒキアブ科 オオイシアブ
チョウ目セセリチョウ科 ダイミョウセセリ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM