春の七草の一つにホトケノザがあるが、この名で一般的なのはシソ科のホトケノザ。
だが、春の七草のホトケノザはこの種ではないからややこしい。




















春の七草のホトケノザは、正式和名は「コオニタビラコ」。
たまに職場に春の七草のホトケノザがどこにあるかと聞いて来られる方があるが、まず職場の範囲ではないと答える。
実際に無いのだが、聞いて来られる方はそもそも七草粥に入れるため採る目的の方がおられ、園内採取禁止なので・・・。
あるのはよく似たヤブタビラコやさらに大きなオニタビラコばかり。
違いは色々あるようだが、わかり易いのは舌状花の枚数。
コオニタビラコは8枚前後だが、ヤブタビラコはさらに多い。




















ご本家ホトケノザは、主に湿地や田んぼなどの豊潤な場所に生えるようだがどこにでもあるわけでもないようで、私もこの谷戸でしか見たことが無い。
まぁ、それほどこの種に注視しているわけではないので、他に見られるところがあるのかもしれないが。






























2017年4月19日 埼玉県
キク目キク科 コオニタビラコ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM