林縁でハコベの仲間が咲いていた。
この種を見ると、とっくに亡くなったじいちゃんを思い出す。
子供の頃、近くに住んでいたじいちゃん家に行くと、メジロやカナリアなどを飼っていて、その餌として近所に生えていた野草を摘むのを手伝っていた。
今から考えると、それはハコベやオランダミミナグサだったと思う。
メジロはすり餌を与えていたと思うので、これらはカナリアの餌だったのかもしれない。
もう記憶の彼方・・・。
魚釣りや、虫とり、キリギリスを玉ねぎで釣る方法などじいちゃんから教わった事が今でも自然に関わっている根幹なのだと今更ながらに思うのだ。

それはさておき、見つけたハコベ。
こちらは雌しべの柱頭が3裂し雄しべが4つなので「コハコベ」でいいだろう。
コハコベは茎が赤いが、赤かったかは記憶にない。




















そのすぐ隣に咲いていたものもコハコベかと思ったが念のために撮っておいた。
写真を見ると、柱頭は3裂だが雄しべが8つありそのうち開花して間もないので赤い葯のものが4つある。
この赤い葯が可愛く魅力的。

雄しべが8つあるということは「ハコベ(ミドリハコベ)」。
コハコベとは種子の形状も異なるようだがまだ結実していないので識別不能。
隣同士で咲いていても違うとは!

似たウシハコベは柱頭が5裂なのでわかり易いが、この2種は識別すること悩ましい!!




















2017年3月23日 埼玉県
ナデシコ目ナデシコ科 コハコベ、ハコベ(ミドリハコベ)      CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM