フユシャクといえばほとんどの種が雑木林に棲み夜行性なのだが、草はらで昼に活動するものもいる。
オスは立派な櫛状の触角を持つ「フチグロフユエダシャク」である。
晴れた日の11~14時ごろまでオスは草はらの上を飛びメスを探す。

今日は朝から晴れていたので、チャンスとばかりに見に行ってきた。
現場に着きあたりを見回すも飛んでいる個体はほとんどなし。
偶然出会ったK君と探していたところ、Mさんともお会いし探しやすい場所を教えていただいた。
飛んではいたが相変わらずなかなかとまってくれない。
ようやくとまったので、数枚撮るとすぐに飛び立ってしまった。



















K君が見つけた個体はかなりの時間モデルとなってくれた。
羽化してそんなに経っていないのかどちらも翅に傷みのないきれいな個体だった。



















広い草はらの中でメスだけを探すのは至難の業なので、メス探しはオスに任せるのが早道だ。
飛んでいるオスの行方を目で追っていたが、メスのもとにたどり着くところは確認できず、残念ながら今日はメス発見には至らなかった。
まだもう少し見られそうなので、またあらためて訪れたいと思う。

狭山丘陵にもいないかと数年来探しているが、まだ見つかっていない・・・。



















2015年3月13日 埼玉県
チョウ目シャクガ科 フチグロトゲエダシャク
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM、EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM/MT-24X