昨年11月だったか、朝出勤するとムクノキやケヤキの高い枝先に数十羽の鳥たちがとまり、時折一斉に飛び立ち木々を移動していた。
あの体の大きさでこんなに数がいるのはこの時期あの鳥しかない。
「アトリ」だ。
アトリはヨーロッパやアジア大陸北部で繁殖し冬に日本にやって来る冬鳥。
前に群れがやって来たのは2018-19年の冬だった。
数週間は見られその後どこかに行ってしまったが、先週再び小さな群れがやって来ていた。

オスは頭部が黒く胸のオレンジ色が美しい。




















一方メスはオスに比べると頭部が褐色でちょっと地味だが優しい表情かな。




















スズメやキジバトの群れに交じって地面に降りては何かを啄み、近くを人が通ると一斉に樹上に上がりしばらくするとまた降りてを繰り返していた。




















よく見るとシロハラが1羽。
本来開けた場所にはあまり姿を現さないが、たくさんの仲間たちがいることで安心して餌を捕っていたのだろう。




















2022年 東京都 スズメ目アトリ科 アトリ