先日の埼玉県西部の山地でヒグラシを探していた時にスギの枝先で見つけた大きな毛虫。
カレハガの仲間と思い調べると「ツガカレハ」の幼虫だった。




















見るからにヤバそうで、やはり頭部近くに毒針毛の毛束があり触ると痛い目に合うという。
丘陵では見たことが無く山地性の種のようだ。




















そういえば8年前、八ヶ岳のキャンプ場の炊事場の灯りに来ていた蛾を撮ったのだが、種がわからず不明種フォルダに入ったままだった。今年になって同定していて出てきたのがこのツガカレハの成虫だった。
幼虫とは似ても似つかぬとてもお洒落なデザインで、体色はもっと濃いものもいて色の個体差は大きいようだ。
なかなか犬顔で可愛い。
成虫は無毒だが、毒のある蛾もいるので知らなければ触らぬ神に祟りなしといったところだろう。




















2021年8月3日 埼玉県(丘陵外)チョウ目カレハガ科 ツガカレハ